ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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「オンリー・ア・ペイパームーン」を読んで

2015-06-05 08:00:19 | 本・音楽
 「血界戦線」のノベライズ版である「血界戦線 オンリー・ア・ペイパームーン」を読みました。

 
 ツェッドがライブラに来る前、ザップはレオにわざわざ許可をとってから、組織の仕事の前に、ある女性の葬式に訪れていた。ザップは遠くから葬儀の様子を見つめた後に立ち去ろうとするも、そこへ「それで、どっちが私のパパ?」と突然少女が現れ、そう問いかけてきた。聞けば少女は今しがた葬儀が行われていた女性とザップの娘であり、10年後の未来から父親に会いに来たという・・・


 そんな感じで始まる血界戦線ノベライズ版。表紙からも分かるとおり、今回の主役は度し難い人間のクズであるザップです。ザップと、ザップの娘を名乗るバレリー・バーマ、そしてレオの3人を中心に回っていきます。
 クラウスは中盤までは出番が少ないものの、終盤ライブラのリーダーとしてカッコよく、かつ紳士な場面を見せてくれました。スティーブンは出番こそ控えめですが、レオと一対一で話すというシーンは珍しいように思えます。子供が出てくるということもあってか、K・Kの出番もそこそこありました。
 対してチェインの出番は極僅かですし、ギルベルトさんは名前は見つけられましたが、特に出番らしい出番もなかったように思えます。まぁどこかに潜入調査したり、カーチェイスを繰り広げるような話ではありませんから、当然といえば当然かもしれません。


 10年後の未来から来たというバレリー。当初は信じられない話ではあったものの、厄介な魔術師と対峙した際に「スポイラータイム」と発した後に、まるで未来を見てきたかのような助言をし、ザップを助ける場面がありました。文中にも時折「スポイル」「スポイラー」などの単語が出てくるのですが、読んでいる間はその意味を知りませんでした(汗。調べてみると、「スポイル」で「台無しにする」という意味があるとのことなので、「スポイラータイム」で「ネタバラシ」といった感じでしょうか。全部読んだ後に意味を知ると、「台無しにする」という意味が良く分かりました。

 ザップはバレリーへの対応に困ってクラウスを呼んだ際、クラウスを狭い席に押し込めてそこを襲うという、相変わらずのクズっぷりを発揮していましたw
 また、バレリーと買い物に出かけた時、バレリーが「好きなものを買っていいか」と尋ねれば「ファミコンか」と返し、「違う」といえば「ファミコン2個か」と返す。そんなザップが大好きですwファミコン2個もらってどうするつもりなんですかね・・・でもこの人、ゲームプレイするのに血法使うぐらいですから、テレビも2個あれば、普通にファミコン2台を同時プレイとか出来そうです。
 仲間から「度し難い人間のクズ」とまで言われた彼ですが、決めるときはしっかりと決めてくれました。魔術師ギッドロや、バレリーを現代に送り込んだ存在との戦いでもカッコいい場面を見せてくれましたが、個人的に一番好きなのは「ほらな」「勝つつもりでやる話なんざ、ろくでもねえ」という台詞です。何だかんだあっても、ザップも大人なんだなぁと感じたシーンでした。

 レオは神々の義眼の能力を生かす一方で、妹を持つ兄ならでは行動も見せていました。バレリーの嘘泣きを見破ったり、三番目に欲しいものを言わせたりなどなど。アニメ版ではミシェーラの話までやらないのかな。
 また、一方でザップに対する信頼も描かれていました。何だかんだ言いつつも、尻に敷かれて殺されそうになりながらも、いざという時は本当に頼れる人なんですよね。

 クラウスはとにかく黒幕や、ザップに対する台詞がたまらなくカッコいい!そして戦いが終わった後のとある行為もまたクラウスらしいものでした。出番こそ多くありませんが、やっぱり頼れる我らがリーダーだということを強く印象付けられました。


 そんな感じで本編の雰囲気たっぷりのノベライズ版でした。読んでいて、キャラクターたちの動きが目に浮かんできました。読んでいてキャラクターに違和感が無いというのは、当たり前のようでいて大変なことだと思います。しかも原作者の方ではなく、他の方が書いているのならば尚更です。漫画の1コマ1コマが連想できる文章って凄いなぁ。
 アニメのおかげで声も聞こえてくるようで、とてもいい時間を過ごすことができました。


 ちなみにバレリーがザップと女性の娘であるかどうかについては・・・さすがヘルサレムズ・ロットだなぁとwでも正体なんてなんでもいい。嘘偽りまやかしなく、バレリーがバレリーであることは間違いありません。
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プリパラ 第46話「でび&えん保育園!ケロ?」

2015-06-05 07:04:18 | 2014年アニメ
プリパラ 第46話「でび&えん保育園!ケロ?」

 「しょうがない・・・」といった感じであろまの手をなめるケロ。何て空気の読める犬なんだ・・・!w

 さて今回はあろまとみかんが仲良くなった経緯、何故あろまが悪魔語を話すようになったのかが語られました。2人が幼稚園で一緒に見ていたプリパラでは、New&Mewが活躍していた模様。何だかんだでちょくちょく出番のある2人ですが、今はすっかり演歌アイドルの一部。ドリームチーム結成で、衣装から4人の顔が生えているという、ますますわけのわからないチームになっていましたが、どうなることやら。追加メンバーの2人は、らぁら&みれぃの3人目のオーディションに来ていたアイドルですかね。

 お楽しみ会で悪魔の役を演じたことがきっかけで、どんどんその道にのめりこんでいったあろま。預言書もその頃から書き始めていたとは。前回みれぃに「2行で収まる」と言うだけのことはあります。キャラ作りの一環ではなく、好きだからこそここまで出来たんでしょうね。好きの力とは凄まじいものです。
 にしても、幼稚園児みかんの「あろまー!おっきなこえでたのー!」「わかったなのー!あろまがすきなら、いっしょにあくまてんしごっこでいくの!」などの台詞は妙に癖になります(笑。

 これまではSoLaMi SMILEやDressing Pafeの再結成を邪魔するという、悪魔らしい一面が多かったあろまではありますが、今回は優しいお姉さんの一面も見られたので良かったです。あんこが大きな声を出すシーンでは、直前まで一緒に叫ぶフリをして、いざ叫ぶ場面になったらあんこだけに叫ばせる。2人一緒に出したのでは、あんこはあろまがいなければ大声を出せないままだったでしょう。
 あんこに勇気を与えあろまが、蛇からみかんを助ける際にはあんこから勇気をもらう。単なる悪魔ではなく、悪魔アイドルとして慕われているんだなと感じたシーンでした。ところでその蛇の持ち方だと、噛まれるんじゃね?(汗。

 アロマゲドンとチームを組むのは果たしてどちらになるのやら。
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