みつばやま小零庵だより

宇宙の塵、その影のような私ですが、生きている今、言葉にしたいことがあります。

移り白

2015-03-08 17:15:07 | 茶道
雨催いだったけれど今朝は鬱(春愁?)気分が抜けていた。腰痛に顔を顰めることもなく、ユキとの散歩の足取りももたつかない。茶道の稽古に出掛ける予定があるということが、こんなにも私の心身に影響するとは!

茶道の稽古には、程よい緊張感と静かな感動の蓄積がある。

今日の稽古は台天目(だいてんもく)。久しぶりの四ケ伝(しかでん)で、老脳のぼやけた記憶をまさぐりながら、とんでもない間違いを幾つか交えながら、まあそれでも自分では案外それなりに出来たつもりだけれど、この「つもり」というのが一番怪しいかも?

病気療養中の恩師に代わって御指導下さっている先生は、茶道を習得されているのみならず、本当に素晴らしいお人柄の方で、この先生や、良き弟子仲間と共にひとときの時空間を過すことの有難さを改めて思います。

床の間に飾られた花椿の「移り白」という名前も心に残りました。微かに桃色がかった美しさに見とれました。咲いているうちにだんだん白くなるそうです。

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