今日も雨、雨、雨・・・ 聞くともなしにラジオを聞いているとフォークソング特集とかをやっていて、それなりに懐かしい歌も流れている。途中から歌手らしい女性がスタジオに参加。タキさん、とか呼ばれている(後で、チャキさん、の聞き違いだったことが分かった・・)が、私の知らない歌手だ。シンガーソングライターらしく、司会者に促されて演奏を始めた。演奏が始まって5秒と経たないうちに、私の耳と心がその歌に引き寄せられた。ただごとではない、という感じだった。
京の日暮は東山 雨に打たれる疎水辺り 行きつ戻りつ偲びつつ
あの日の友はいま何処 泪でかすむこの橋は 誰が名づけた泪橋
一人二人とこの橋を 泪で渡って帰らない ともに語ったあの世界
昔話と笑うのか きっと帰ると手を握り 友と別れた泪橋
川の流れか時は過ぎ 友の便りもすでに絶え 乾いたこころが残るだけ
死んだ友さえ幻か 渡りきれずにまた戻る 虚しさだけか泪橋
独りぽっちが耐えきれず 思わず友の名を呼べば 泪の顔は雨の中
みんな優しい友なのに どこまでつづく悲しみは 独りぽっちの泪橋
歌詞も悪くないけれど、特筆すべきはその声と歌い方だ。1974年のリリースだったらしいが、’泪橋’という題名も、「茶木みやこ」という歌手の名前も、私の記憶には無かった。こんなにも心を直撃し心をわしづかみにするような歌声なのに。
1974年=昭和49年・・私は第2子を産んだ。内臓系の先天性難病で、生まれてすぐ大手術。苦しむために生まれたような短い命の子だった。まだ幼い第1子の育児や、優しかったとはいえない夫との関係や、休職せざるをえなかった勤務先のこと等々、無我夢中で生きていた私だった。
京の日暮は東山 雨に打たれる疎水辺り 行きつ戻りつ偲びつつ
あの日の友はいま何処 泪でかすむこの橋は 誰が名づけた泪橋
一人二人とこの橋を 泪で渡って帰らない ともに語ったあの世界
昔話と笑うのか きっと帰ると手を握り 友と別れた泪橋
川の流れか時は過ぎ 友の便りもすでに絶え 乾いたこころが残るだけ
死んだ友さえ幻か 渡りきれずにまた戻る 虚しさだけか泪橋
独りぽっちが耐えきれず 思わず友の名を呼べば 泪の顔は雨の中
みんな優しい友なのに どこまでつづく悲しみは 独りぽっちの泪橋
歌詞も悪くないけれど、特筆すべきはその声と歌い方だ。1974年のリリースだったらしいが、’泪橋’という題名も、「茶木みやこ」という歌手の名前も、私の記憶には無かった。こんなにも心を直撃し心をわしづかみにするような歌声なのに。
1974年=昭和49年・・私は第2子を産んだ。内臓系の先天性難病で、生まれてすぐ大手術。苦しむために生まれたような短い命の子だった。まだ幼い第1子の育児や、優しかったとはいえない夫との関係や、休職せざるをえなかった勤務先のこと等々、無我夢中で生きていた私だった。