過日、「着物が好きだったけれど、もう着る機会が無くなったので」と、友人のkSさんが下さったこの着物、赤系だけれど落着いた色合いで私好み。袖丈が長過ぎるので、4cm詰めた。不器用で和裁の知識ゼロの私は悪戦苦闘 。不恰好ながら、どうにか袖らしい形になった。
それから洗濯することにした。ネット上で洗濯方法を調べた。洗い桶代わりのプラスティック製ケースの中で、袖口や裾などをつまみ洗いした後、全体を軽く手洗い。濯ぎには、洗濯機の脱水機能をほんの少しずつ使った。柔軟剤の液を通してから軽く脱水後に和服用の衣紋掛けで袖先まで伸ばして室内干し。
9割がた乾いたのでアイロンを掛けてから試着。生地全体が綺麗になり、着心地も爽やかで、すっかり嬉しくなった。縮むのは覚悟していたが予想より激しく、縦方向が6%近く縮んだ。それでも普段着には支障ない。袷の裏地の方の縮みは3%位で、たるんだ裏地が裾から覗きそう・・ 明日、裏技?で直す予定。
着物の洗濯や寸法直しとかは、昔の人は当たり前のこととして手早くやっていた筈、と思うと自分が恥ずかしいが、それでも生きている内に初体験出来たことを良しとしよう。
夕方、宅急便が届いた。息子のお嫁ちゃんのkさんが送ってくれたのだ。
kさんの実家の田んぼでは、合鴨農法で無農薬栽培している。田草捕食の役目を終えて田んぼを卒業?した合鴨たちのお肉をお裾分けしてくれたのである。
離れているからなかなか逢えないけれど、お嫁ちゃんのこうした心遣いが無性に嬉しい私です。