手術が終了したら、即、眼帯が施されました。耳にゴム紐を掛ける形の眼帯ではなくて、目を保護するものの上から接着テープを何重にも貼られました。
手術当日の帰庵は、タクシーに乗りました。慎ましい暮らしにとっては痛い出費ですが、止むをえません。20日のタクシーの運転手さんも白内障を手術済だそうで、話が弾みましたよ。
20日左目手術後の一昼夜は、眼帯装着の左目は使えず、右目だけでの生活でした。私はド近眼でしたから、強い近眼鏡を掛けなければ日常生活が営めません。ところがメガネが眼帯にぶつかってしまいます。メガネのツルは辛うじて耳に届きましたが、不安定です。そこで、ツルの両側にゴム紐を付け、そのゴム紐を後頭部の方に廻しました。その上から、頭に密着するベレー帽をかぶりましたら、一応安定しました。この恰好で、翌21日はバス停まで(片目なので転ばないよう用心してゆっくり)40分弱を歩き、バスに乗り、降りてから20分ほど歩いて病院へ行きました。
21日、病院で左目の眼帯をはずしてもらいました。手術済の目をそっと開けたら、目の前が綺麗に見えるではありませんか! 仄聞していた通りではありましたが、実体験して、やはり嬉しく、安堵しました。喜ぶ私を見て、看護士さんも嬉しそうでした。それから、保護メガネ(度なし。物が目に当たったり、手でこすったりしないように。)を掛けました。
22日右目手術・眼帯装着の後の一昼夜は、左目だけでの生活でした。その左目は、もうド近眼ではないので近眼鏡は不要です。ただし、本来は保護メガネを掛けるべきなのですが、保護メガネは普通のメガネとは形状が異なっている(花粉除けのメガネと同様の形です)こともあって、右目に装着した眼帯が支障となって掛けることが出来ません。「特に睡眠中などに無意識に目をこすったりしないように。」との御注意を肝に銘じて一昼夜を過ごしました。
23日に右目眼帯を外してもらいました。両目とも眼帯は無いので、保護メガネを再び掛けることが出来て安心しました。
術後の目は1~2日間は多少違和感がありましたが、今はほとんど感じません。ただ、パソコン画面を見ていると、目が疲れやすい感じがします。105円の老眼鏡にも起因するのでしょうか?
飼犬ユキの散歩は23日まで近所の方が引き受けて下さって助かりました。24日からは私自身が再開しました。犬との交流はやはり楽しいですね。
今日は当庭にホオジロがやってきて、蹲の水を飲んでいました。上を向いて飲みこむ姿が可愛く見えました。まだ、チチッ と鳴くだけですが、一筆啓上ツカマツリソウロウ! と早口に囀るのももうすぐでしょう。