みつばやま小零庵だより

宇宙の塵、その影のような私ですが、生きている今、言葉にしたいことがあります。

スマホデビューの迷走

2020-07-21 15:12:44 | スマホ
ガラケーの携帯電話を永く愛用していて、不都合を感じない。
しかし世の中はスマホ所持を前提にしたシステムが張り巡らされてきているようだ。

ガラケーは2年後には使えなくなる、という噂を耳にした。(この噂は正確性に欠けているということが、後で分かった。)

不本意な気持もあるが、どうせスマホにせざるを得ないのならば、今以上に老いて気力が衰える前にデビューした方がいいかも、と考えた。
テレビは見ないが、ラジオをよく聞く私は、農作業や犬の散歩等のときに、ラジオが聞けたらいいな、と思う。しかし従来の携帯ラジオは音質が悪い。スマホでラジオが聞けるらしいのは魅力的だ。
病気が増えるばかりのこの頃、入院の可能性もある。スマホは病室での慰みにもなるだろう。

先日、思い切って?ドコモの「らくらくスマホ体験教室」に行った。
若く賢そうな女性がキチンキチンと説明してくれる。 受講者は4人だけなのに、教える方はもう一人、補助の女性がいて、受講者のスマホ画面を覗きながら、タイミングよく手助けしてくれる。至れり尽くせりで1時間余。もういつでも「らくらくスマホ」を使える気分になった。
最後に「格安スマホとこの店で買うスマホとの決定的な違いは何ですか?」と質問したら、「アフターフォローの有無」だと応えられた。なるほど、と納得した。

数日後、再びドコモ店へ行った。若干の不安や疑問はあるが、店員へ相談すればおそらく解決するだろう、解決次第、購入を決めよう、という心づもりだった。
ところが・・・ 対応した店員は、らくらくスマホを利用した場合に必要な経費の額を私に突き付けるように示したのである。
貧しい身なりの老婆には無理じゃないか! とでも言われたような印象だった。
確かに、その金額は予想以上に高価で、少々怯んだのだけれど、経費の問題は機能等との比較の問題だ。まずは機能等を知りたいのである。
それから幾つかの質問を私からしたのだが、どの質問に対しても、金額の問題に還元してしまう応えだった。
私はこの店員を信頼できなくて、契約はせずに店を出た。

その翌日、ドコモ店からのメッセージを受信した。
FOMA からXiへ契約変更の場合は、F-41Aというスマホが25,300円割引で一括12,760円 になる、という。
らくらくスマホでは、端末購入割引後で一括44,484円 だから、ずいぶん値段差がある。

しかし、今までスマホには全く関心が無かったので、F-41Aとかチンプンカンプンの私。
ネット検索して遅まきながらニワカ勉強した。
そして、意外な事実が分かってきた。(スマホを少しでも知っている人からは嗤われるだろうが。)

「らくらくスマホ」は高齢者に優しい簡単な機種だから、価格は一般のスマホよりも当然安いだろう、と思っていた私。とんでもない間違いだった。
もちろん、「らくらく」よりも高価なスマホは幾らでもあるだろうが、「らくらく」はその機能の少なさに比して高過ぎるのだ。

「らくらくスマホ」に慣れれば、一般のスマホへの移行もスムーズになるだろう、と思っていた私。とんでもない間違いだった。
画面の設計が一般のスマホとは異なるから、慣れたら、かえって移行しにくくなるかも知れないのだ。

そして、ガラケーは2年後に使えなくなる、という噂の真偽。
実際は、auが2022年3月末で3G回線の電波を停めるので、3G回線のみ対応のガラケー及びスマホは使えなくなる、という情報が勘違いされて伝わったらしい。

ドコモの場合は、2026年3月末に「iモード」と「FOMA」のサービスを終了する。
まだ6年近くあるけれど、せっかく思い立ったことなので、やはりこの際スマホデビューを果たしたいと思う。もちろん「らくらくスマホ」以外でね!





サイトカインストーム&ワクチン神話

2020-07-05 10:08:54 | 健康・病気
新型コロナ(covid-19)に恐怖を感じる理由の一つは、突如として重症し呼吸困難に陥ることだ。
この突如とした重症化について、5/28付【日本医師会covid-19有識者会議】のサイトに平野俊夫(1947~ )氏が論述されている。医学にも生物学にも疎い私には難解な箇所もあるが、私なりの理解に基づいて、以下を記す。

感染者の免疫システムがウィルスを排除できない間に、ウィルス感染による細胞死が進む。大量の死細胞から放出されるダメージ関連分子が発端となって、炎症性のサイトカイン(細胞から分泌される生理活性タンパク質)などが大量に生じ、サイトカインストーム(免疫システムの暴走)に至る。

covid-19に見られる急性呼吸促迫症候群(ARDS)は、サイトカインストームにより生ずると考えられる。
感染者の約20%が重症の肺炎になり、このうち約30%は致死的な急性呼吸促迫症候群(ARDS)となる。



新型コロナへの対抗策の決め手として、ワクチンの開発・実用化が期待されている。私も、「ワクチンさえ出来れば・・・1年か2年か、それまでの辛抱だ」と思っていた。ところが・・・

ワクチンは確かに抗体を作ることが出来る。だがその抗体がサイトカインストームの引き金になる怖れがあるというのだ。
6/24付のutube【ワクチン神話を疑え!~SARSで17年ワクチンができないわけ】で、児玉龍彦先生が警告されている。

ワクチンによる効果は、自然の免疫システムとは異なり、特定の抗原(ウィルス等)への抗体を多量に作らせる。ところが新型コロナウィルスは変異が非常に速い。変異で抗原が変わると抗体の機能が低下し、抗体依存性感染増強(Antiboy Dependent Enhancement 略してADE)という状態になり、免疫細胞を刺激してサイトカインストームを起こす。

過去にはメキシコでデング熱のワクチンが重症化を引き起こし、2018年にWHOが危険を指摘した経緯がある。
SARSのワクチンが17年経っても出来ないのは、ADEの問題があるからだ。


新型コロナ対策の決め手としてワクチンの開発・実用化が期待されている。私も「ワクチンさえ出来れば・・・ あと1年が2年か、それまで辛抱すれば・・・」と思っていた。しかし新型コロナのワクチンの開発・実用化は、不可能とは言えないが相当に困難な道のりのようだ。

「新しい生活様式」とか言って洒落て済む場合ではない。
人様の細胞へ易々と潜り込んだり、次々に変異して自己(?)を変えていったり、新型コロナウィルスは実に「自由」な存在だ。この自由なウィルスには、人間は頭
を下げて、自己に囚われている身を反省すべきかも知れない。