みつばやま小零庵だより

宇宙の塵、その影のような私ですが、生きている今、言葉にしたいことがあります。

葡萄園の花摘み

2009-05-29 18:55:52 | 八郷の自然と風景

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5/25・28・そして今日は、葡萄園の花摘み作業に参加しました。Dscn0554 緑の小さな蕾がビッシリ付いていますが、これを先細の鋏で切り落とし、先端の三分の一弱ぐらいだけ残します。切り落とした跡のポチポチが写真で分かりますでしょうか?

もう花が開いているのもありますが、とても地味で目立たない花です。

Dscn0552 作業の女性達は、手先に神経を集中させながらも、お喋りが大好き!

葡萄棚を見上げての作業・・瓶ケースに引手を付けた脚台が重宝です。休憩時間、皆が輪になって、この脚台に腰を下ろして戴くお茶とお菓子の美味しいこと


信心

2009-05-27 19:47:38 | 仏教

Dscn0555 横浜からmKさんが来庵してくれました。片道4時間近い遠路です。親鸞聖人ゆかりの板敷山大覚寺へ案内しました。茅葺の庫裏はお留守のようでしたが、本堂にお参りし、「裏見無しの庭」(どちらから見ても良い、裏の無い庭)を巡りました。

mKさんは10年余前に築地の西本願寺で出会った、篤い信心の持主です。仏教の通信教育の勉強会でした。私は「どうしても信心を得ることが出来ない、駄目な人間・・」と言うと、mKさんは「そういう自覚が大事」と言うのですが・・


田植え

2009-05-24 12:43:58 | 八郷の自然と風景

有機無農薬の田んぼでは、昨日と今日が田植えで、私は昨日参加しました。この齢になって生れて初めての経験が出来て嬉しかったです。都会から10余名の方々が来て、賑やかな手植えでした。

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植え始めて30分位で「疲れる!休憩にしよう」と言い出したのは、一番体格のいい若い男性でした。一見弱そうなほっそりした男性や女性、そして若くない?男性の方々は元気、でも無理せず一緒に、と畦で休憩しました。それでも大勢だから、予定通り作業は進みました。

Dscn0549 隣の田んぼ(連休中に田植えされていて、緑が濃くなり始めています)の左向こうに、筑波山が穏やかな姿を見せています。

           今朝、「トッキョキョカキョク」の声、今季初めてのホトトギスです。例年より遅くて、まだかまだかと待っていました。哀切な声の響きが私は大好き


愛車

2009-05-21 20:33:00 | 

朝6時過ぎ、田んぼ用水のポンプ機場へ愛車で行ってポンプを稼動させたが、様子がおかしい。霞ヶ浦からの水が届かないのだ。問い合わせたら、中継のポンプが故障と判明。止む無く稼動停止させた。

Dscn0542 昼下がり、愛車を小刻みに運転して、ゴミの大袋を集積場へ出したり、公民館の図書室や、クリーニング店、郵便局にも行った。それからTオートへ行って愛車の12ヶ月定期点検をしてもらった。Dscn0546

点検の待ち時間に、図書室で借りた吉村昭著「彩られた日々」を読み始めた。この著者の本を読むのは、「冷い夏、熱い夏」に続き2冊目。「生」の中に日常的に現れる「死」が、静かに克明に語られる。当分の間、「吉村昭」に捕らわれそうな私だ。

Dscn0544 午後4時頃、中継ポンプが稼動したとの連絡がきた。機場へ通じる用水路を覗いたら、丸い吐出口から霞ヶ浦の水が勢いよく噴出していた。早速、愛車を駆ってポンプ機場へ。稼動操作した。日が暮れる7時頃、再び機場へ行って、今日の稼動を終了させた。愛車よ、今日もご苦労さん!


雑巾掛け

2009-05-16 19:52:59 | 化学物質過敏症

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Dscn0540_3 当菜園の苺を、今朝初収穫! 3個だけですが、酸味がしっかりしたダーラインという品種です。2年余前に当地の友人kTさんから苗を分けてもらったものです。

午前中は公民館で「気功」でした。                                                   

今日は参加者が多くて、いつもの部屋では狭いため、空いていたホールの舞台を借りました。板張りだから気功には良いのです。

早めに来たメンバーで雑巾掛けしました。 昔、木造校舎の床を四つんばいになり後ろ足を蹴るようにして拭いた、あの要領です。少々?老いたためか息切れしましたが、何だか愉快な気分でした。館長さんも、mM講師も率先して拭いて下さり、感謝!

近所の友人のK子さんも、今日の気功に参加されました。彼女は、化学物質過敏症はほぼ完治しながらも、心身の調子の不安定に悩んでいます。でも、mM講師の優しい御指導には、気持が和らぐ様子です。

 


行く春

2009-05-13 20:02:43 | 俳句

Dscn0537_2 朝、用水ポンプ稼動操作の帰り道の風景です。幼苗が田土に活着し、すっくと立ち上がり始めています。

今日は俳句の会で「正法寺」を吟行しました。 住職と会の皆様との話が弾みました。

寺門の両側に「二十三夜塔」と彫られた石碑が並んでいます。かっては二十三夜の「講」があって「ツキヨミノミコト」(月の神様)を祀り、人々が寄り集まって御馳走を作り食したそうです。

二十三夜の月は真夜中近くに漸く上り、細く痩せている・・・そんな月を大切にしていた時代があったんですね。八十路のuSさんは、「三夜さま(二十三夜の呼称)」のときは女同士でも集まって楽しかった、と懐かしそうでした。「今は御馳走というと、車でプーと行って外食、つまらないよねぇ」とも・・

           行く春や二十三夜の塔の列


やんなきゃ、しょうがあんめぇ

2009-05-09 20:23:17 | 化学物質過敏症

朝5時半過ぎ、用水ポンプ稼動操作のため、いつもの様に愛車で機場へ。そばの田んぼで、kIさんが草刈機を唸らせて畦の草刈り中だった。

日が暮れかかった頃、ポンプ稼動停止のため、再び機場へ。kIさんは田んぼに肥料撒布中。「精が出ますね」と声を掛けたら、「やんなきゃ、しょうがあんめぇよ」と微笑まれた。花卉栽培が本業のkIさんは、昨日まで「母の日」向けの出荷などに追われていたのだ。

生きていくために人がやらねばならぬこと、「やんなきゃ、しょうがあんめぇ」ことを、日々着実にやっていく、そのことが、とても尊いことに思われる。

昼下がり、「こんこんギャラリー」へ陶器展を見に行った。私の大切な友人であるK子さんが御一緒してくれて、嬉しかった。化学物質過敏症は奇跡的にほぼ完治したK子さんだが、このところ心身の調子が不安定だ。それでも兼業農家の御主人を手伝って、草刈機も操作したそうだ。

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当菜園の人参、ようやく本葉が広がり始めた。有機無農薬の人参は美味しくて、年2回の栽培を私は欠かさない。

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込み合いだしたチンゲンサイ、間引き菜をお浸しにした。

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Dscn0532_3 スナップ豌豆は伸び盛り。今朝の収 穫は両手に余った。熱湯でサッと茹でる。和えても、炒めても、汁の実にしても、柔らかで緑鮮やかなサヤは食卓を活気づかせてくれる。


山路

2009-05-04 17:58:02 | 八郷の自然と風景

tMさんと当庵周辺の山路を散策した。傍らの藪の中でガサゴソしているのは、人の気配に慌てている小綬鶏(コジュケイ)だ。路傍でカサコソッという音は、藪に辷り込む蛇。ヤマカガシ(毒蛇の一種)に出会うこともあるので、足元への注意は怠れない。

Dscn0530 裏山の裾に宝鐸草(ホウチャクソウ)が俯き咲いていた。蕾に見えるけれど、花びらはこれ以上開かない。肝心の花がちょっとボケて映っていますが


畦の補修など

2009-05-02 19:49:34 | 八郷の自然と風景

有機無農薬栽培の田んぼへ行きました。都会からも10名程が来る共同作業の日です。

Dscn0527_2 4/4に種蒔きした苗代には、幼苗が育っていました。発芽が疎らなところや、風に当たって葉色が淡くなったところがありますが、それなりに順調という印象です。

昨期、水漏れが著しかった付近の畦際を掘り下げてから土嚢を積んだりして、畦を補修しました。皆でワイワイガヤガヤやっていたら、隣の田んぼで補植(機械植えが出来ない隅の部分の手植え)していた御婦人が見に来て、助言を下さいました。

泥を相手の作業は疲れます。少し風邪気味でもある私は、2時間程度でくたびれてしまいました。でも気持は快かったです。


草取り鎌

2009-05-01 18:25:23 | 暮らし

Dscn0520 草の花が可愛い、などとばかりは言ってられない季節だ。草取りをしていると、30分や1時間過ぎるのが早い。気持がのめり込んでしまうからだろう。

立派な鎌でも普通の寸法だと、私の細腕や手首に負担が掛かり過ぎる。疲れは怪我の元でもある。その点、小鎌だったら細かな動きが楽で、畑の草取りに向く。しかし、当庵付近に林立してくる篠竹には太刀打ち出来ない。

昨季たどり着いたこの鎌は、お安くはなかったが、小ぶりだけれど刃が頑丈で篠竹にも挑める。私のお気に入りの道具だ。一休みするごとに良く砥いで使う。直線だった刃が砥ぎ減りで弓なりになってきた。