みつばやま小零庵だより

宇宙の塵、その影のような私ですが、生きている今、言葉にしたいことがあります。

若葉の季節

2022-05-26 13:02:29 | 菜園
梅雨入り前のこの季節には、真夏のように暑い日がしばしば訪れるのが例年のことだが、今季は違う。待ち遠しかったホトトギスの声が聞かれたのも、ようやく3日前だった。例年の方が異常だったのだが。おかげで若葉の季節を堪能できる。

身の老化が進み、背中・腰・脚 の痛みと痺れで四六時中辛い。野良仕事は、杖を突いたり、四つん這いになったりしながら、短時間ずつしか出来ないが、野菜たちはしっかり育ってくれている。

     

タマネギは、予想に反して元気よく太り、ひしめきあっている。馬鈴薯(キタアカリ)はテントウムシの食害に合いながらも十分な栄養分を薯へ送り込んでくれている気配だ。

               

ナス ピーマン キューリ 等の夏野菜の苗も、順調に成長し始めた。カボチャ(白爵)の苗を囲むアンドンは、寒さ除けの時期を過ぎても外さない。憎らしいウリバエの襲来を防ぐために。

若葉の光や風を受けながら、菜園の野菜たちの声のようなものに応えて世話をしていると、生きている実感がある。

草たちの共存共栄

2022-05-05 13:04:33 | 八郷の自然と風景


田水が張られ、代掻機が力強く動き、そして田植機が注意深く進む。植えられたばかりの幼い苗が、田を渡る風に柔らかにそよぐ。
八郷の風景が新たに美しく変身する季節です。風景の向うに筑波山が、遠慮がちに頭を覗かせています。

田んぼの周りの畔や土手などには、多種多様の草たちが顔を出し、背を伸ばし、次々に花を咲かせている。タンポポ、ハルジオン、オニノゲシ、スカンポのほか、屈み込まなければよく見えないほど小さなトウバナの花や、茎を真直ぐに伸ばしたスマートなキツネアザミも。

名前を知らない赤紫色の花が、最近増えてきたようだ。外来種だろうか? 花の径は10~15ミリぐらい。私の下手な写真では淡い色だけれど、実際は濃くて目立つ赤紫色の花だ。



草たちは、その勢いを競い合っているというよりも、何とかして共存共栄していこうと工夫をこらしているように見える。野生の動物たちも、無駄な喧嘩はしないだろう。人は、あらゆる生きものの中で最も残忍かつ愚かな種なのかも知れない。

新聞もラジオもネットも、ウクライナ&アメリカ・イギリス等=善玉、ロシア=悪玉という単純この上ない振り分けで、真偽も定かでない情報とやらの洪水だ。もううんざりだ。事実は多様であり、真実とは矛盾でもあるという当たり前のことが置いてきぼりにされている。どうやら日本共産党まで、この浅はかな情報の洪水に身を委ねてしまっているらしい。何とか踏みこたえているのは、国政政党ではれいわ新選組だけとは・・・

アメリカ、次いでイギリスは、日本円に換算して数千億円、否、兆が付く単位で、ウクライナへ武器を供与するという。
死の商人の高笑いが聞こえる。