みつばやま小零庵だより

宇宙の塵、その影のような私ですが、生きている今、言葉にしたいことがあります。

八十路の庭師さん

2020-11-28 16:35:49 | 暮らし
小春日の中、庭師さんが来てくれた。
まずは、暴れてしまっている生垣を綺麗に剪定して下さった。
それから、沙羅の木や柿の木や山法師の木等々の姿を整えて下さった。

成長が速いセンダンの木の枝が隣地へ出っ張ったりしているのも、高枝に登って大胆にカットしてくれた。


八十路の筈だけれど、その身軽さと精励さに感心してしまう。
聞けば、体のあちこちが痛かったり痺れがあったりするけれど、仕事をしているときは、そんなことは一切忘れてしまうのだそうだ。

この庭師さんとのお付き合いは、茶庭を造ってもらって以来だから、もう十数年になる。
おかげで、庭を眺めていると心が穏やかに鎮まっていく。

私の体調のことまで、親身になって心配してくれる。「去年より元気になったようだね。」と言ってくれた。

庭師さんの方も元気で長生きしてもらって、この庭を守ってもらいたい、と思う。



アリスイ の不思議

2020-11-07 15:48:40 | 野鳥
小春日和が続いたこの数日、大きな声で盛んに鳴く野鳥の声が裏山から聞こえる。低い藪から聞こえるので、ヤブクグリの別名を持つミソサザイか?と最初は思った。ミソサザイなら数回、見掛けたことがあるし、小柄なのに大きな声で鳴くらしいし。

しかし、クィクィクィクィクィ と畳みかけるような鳴き方は、ミソサザイではない。
鳴声でネット検索して、アリスイ だと判明した。

北国では夏鳥だが、関東以南では越冬することがある、という。今日は立冬。当地を気に入ってくれて、冬を越すつもりなのかな?
その名の通り、主食はアリ。それにしても、写真を見ると、なんて地味なファッションの鳥だろう。土色というか、落葉色というか、ゴチャゴチャした模様を纏っている。土や朽木などにいるアリを摂るのだから、保護色として完璧ではある。だったら、どうしてあんなに大きな声で鳴くの? 天敵が直ぐに聞き付けて、襲われてしまうんじゃないの?

なんとも変わっている、というか、異色の野鳥だと思う。
八郷で出会った(鳴声だけの出会いを含む)野鳥は、68種 となりました。


冬野菜たち&反知性主義

2020-11-05 15:03:49 | 菜園
長梅雨と猛暑で、夏の菜園は散々だったが、この秋は台風禍もなく、ほどよい雨と日和に恵まれて、冬野菜たちが元気に育っている。







白菜の苗は幼な過ぎて、植え付けたときはハラハラしていたが、みるみる葉を広げて、今や全幅1メートル超えに達している。
大根は幼少時の虫害に耐えて、例年になく急成長し、土寄せが後手に。もうじき収穫できそう!
アシタバは再び新芽を次々に出して、食卓の香り付けに重宝しています。

大地の恵みに満たされるのも、平和だからこそ。
アメリカはどうなってしまうのだろう・・・ 反知性主義のトラが勝ったら悲惨だし、敗けても敗けを認めないから、内乱状態になるのではないか・・・ 事態の根底には、大国アメリカの衰徴と人々の閉塞感がある。

反知性主義の横行は、この島国も同じだ。