みつばやま小零庵だより

宇宙の塵、その影のような私ですが、生きている今、言葉にしたいことがあります。

いよいよ農繁期です

2018-04-28 12:30:56 | 菜園
当菜園から望む風景です。この数日で、緑が一挙に濃くなりました。


菜園の野菜たちも勢いよく生長してきました。

           

お彼岸頃に種蒔きした小松菜は、間引菜を食材に利用できるほどになりました。人参は初期生育がとても遅いのですが、ようやく本葉がしっかりしてきました。冬を乗り越えたタマネギは、根茎が太りだしてきました。

     

エンドウは花が咲き、実も付きはじめました。ジャガイモは例年以上に元気いっぱいの葉を広げています。

そろそろ夏野菜の植え付け時期です。その準備のため、耕したり元肥を入れたり。猛威を振るいだした草たちの退治も手を抜けません。あちこち痛いところだらけの体をいたわりながら、少し頑張っては休むようにしています。

     

菜園の傍らに白スミレ、茶庭の隅には稚児百合が咲いていました。ほっと心が和みます。ウグイスやシジュウカラやホオジロ等々の声も聞こえてきます。

    




特需景気

2018-04-28 08:37:09 | 自分史
私たちは「戦争を知らない子供たち」とも言われた。しかし、ものごころが付きはじめた頃、隣の半島では戦争が始まっていたのだ。

本が読める年齢となってから、半島の戦争に係る特需によって、この国の経済が格段に景気よくなったのを知った。少女時代の私は、特需って、魔法のようなもので、この国にとって大変有難いものだ、と思っていた。

当時の半島の人口約3500万人のうち、約350万の人々が戦争で殺された。子供心とはいえ、「隣の戦争は有難いもの」と思っていた自分を許せない。



昨日は本当にいい日だった。今日も緑が輝く明るい日だ。


金蘭の花

2018-04-16 17:38:17 | 八郷の自然と風景
以前は、当庵の近くの山路の傍ら~数か所~に金蘭の花が咲いていました。ところが、やがてその姿が見られなくなってしまいました。何者かが盗掘したのでしょうか・・・ 

昨年、当庵から徒歩2分ほどのところに、金蘭を見つけたときは、本当に嬉しかった。10余年ぶりの再会!

今年も咲いてくれました。

          

昨年は1本だけでしたが、今季は4~5本に増えています。盗掘されないよう、祈るような気持です。金蘭は、「此処が一番いいの」と思って?いるのですから。


サシバの声

2018-04-09 13:32:59 | 野鳥
春本番のこの季節になると、小さな菜園と小さな庭でも、それなりの野良仕事が俄かに忙しくなる。昨日はエンドウの支柱立て等。今日は、茄子やピーマンなど夏野菜の植え付けに備えて、元肥(下手な自家製の落葉堆肥と当鶏舎産の鶏糞)を畑土に仕込んだ。そして、地下茎で押し寄せてくるスギナ退治。まったくスギナほど憎らしい草はない。取っても取っても、次々に出てくる。スギナの地下茎は地獄に通じている、と言われる理由も腑に落ちる。

午前中の一仕事を終えて、庵内で一息入れていたら、近くの空から ピックィー と甲高い声。サシバだ! 今季初めて聞く声だ。毎年やってくる夏鷹だけれど、今年は例年より早い。

久しぶりに聞いたサシバの声に元気をもらった気分でいたら、ちょうどそのとき、ラジオが「サシバは、生息環境の里山の減少により、絶滅が心配されていて」云々と報じだした。栃木県だかで、「サシバ・サミット」なるものが開かれる、とも言っていた。そうか、サシバよ、お前たちも絶滅の危機にあるのか・・・ サシバが絶滅するようでは、人類の滅亡も近い。