晩秋も初冬も、どちらも素敵な言葉。八郷の風景が好きな私ですが、晩秋とも初冬とも言えるこの季節は格別!
当庵へアクセスする山路は、コナラやクヌギなどの雑木黄葉で飾られています。
当庵南側の外縁から望む黄葉山の向こうの遠山は、筑波連山の南端に当たります。右手前の紅葉はブルーベリーです。
西側も雑木黄葉。南天の実は、野鳥が啄んで疎らになっています。
木立の下のあちこちに万両が増えているのは、野鳥が種を運んでくれているからでしょうね。
裏庭の八ツ手は今が花盛り。地味な花ですが、虫たちが次々にやってきています。花が少ない季節ですし、蜜も上等なのでしょうね。
八ツ手の花は、見るときによって何故か感じが少し違うような気はしていましたが、「野の博物誌」(朝日新聞水戸支局編 P.166・167)を読んで、謎が解けました。
5枚の白い花弁が開くと、つぼみの中に折り曲げられていた雄蕊は反り返るように伸びて花粉を出す。このとき花床は盛んに蜜を出して最後の花を求めてやってくるハナアブなどを呼び寄せる。
4~5日すると、花弁と雄蕊はさっさと散ってしまう。数日後にこの花を見ると、また盛んに昆虫がやってきている。今度は雄蕊も花弁もなくなった丸坊主の花から5本の雌蕊が伸びて花床からはまた蜜が出ているのだ。
上の写真3組のうち、上左は蕾の花球。上右は雄蕊が伸びている花球。下は雌蕊が伸びている花球。劣性遺伝子を出現しやすい同花受粉を避けるための巧妙な仕組みを知って、自然の神秘に改めて感嘆しました。
当庵へアクセスする山路は、コナラやクヌギなどの雑木黄葉で飾られています。
当庵南側の外縁から望む黄葉山の向こうの遠山は、筑波連山の南端に当たります。右手前の紅葉はブルーベリーです。
西側も雑木黄葉。南天の実は、野鳥が啄んで疎らになっています。
木立の下のあちこちに万両が増えているのは、野鳥が種を運んでくれているからでしょうね。
裏庭の八ツ手は今が花盛り。地味な花ですが、虫たちが次々にやってきています。花が少ない季節ですし、蜜も上等なのでしょうね。
八ツ手の花は、見るときによって何故か感じが少し違うような気はしていましたが、「野の博物誌」(朝日新聞水戸支局編 P.166・167)を読んで、謎が解けました。
5枚の白い花弁が開くと、つぼみの中に折り曲げられていた雄蕊は反り返るように伸びて花粉を出す。このとき花床は盛んに蜜を出して最後の花を求めてやってくるハナアブなどを呼び寄せる。
4~5日すると、花弁と雄蕊はさっさと散ってしまう。数日後にこの花を見ると、また盛んに昆虫がやってきている。今度は雄蕊も花弁もなくなった丸坊主の花から5本の雌蕊が伸びて花床からはまた蜜が出ているのだ。
上の写真3組のうち、上左は蕾の花球。上右は雄蕊が伸びている花球。下は雌蕊が伸びている花球。劣性遺伝子を出現しやすい同花受粉を避けるための巧妙な仕組みを知って、自然の神秘に改めて感嘆しました。