岩間の友人kYさんが来庵してくれた。いつも、はち切れそうな笑顔で語り掛けてくれる。そんなkYさんから、今日も沢山の元気を貰った。
数年前、作務衣の仕立てをお願いしたのが縁の始まりだった。ビジネスの縁が、たちまちプライベートな仲になった。kYさんの笑顔に出会ったら誰でも、旧友に出会ったように感じるだろう。
kYさんは京都で3年間修業された和裁のプロで、笠間の芸者衆の着物を専門に扱っていたこともあるそうだ。しかし着物の需要が激減したこともあり、今は食品工場のパート勤めだ。その忙しい狭間で私の着物の仕立て直しなどを引き受けて下さる。
kYさんは、茹でたばかりのキヌカツギを沢山持ってきて下さった。これは食べ出したら止まらない それから、お母様が作られたという切干大根も。その形が一般的な紐状でも銀杏型でもなく、幅広の極薄状で、おぼろ昆布型とでも言うべきか・・実にユニークで、触るとフワフワした感じで優しく楽しい感じがする。お母様のお人柄の反映なのかも。