小春日和に浮かれてカメラを手に出てきた飼主に、ジュンが怪訝そうだ。周りの林からは、ジャッ!ジャッ!と鶯の笹鳴が聞こえる。鶯は警戒心が強くて、めったに姿を現さない。羽の色も地味な茶系で目立たない。「ウグイス色」の姿を見せてくれるのはメジロの方だ。
当庵前の万両の実が真っ赤。実が1万個もある訳ではないが、大きな木々の下で、かつ自らの葉の茂りの下に、豊かなものを貯めている雰囲気は「万両」の名にふさわしいと思う。
風が吹くと冷たいけれど、日差が優しいこの季節が私は好きだ。しかし今季は気温が高めで、かつ雨の日が多い。地球温暖化の表れだろう。人類が穏やかに暮せる気候と生態系のある地球環境は、あと百年も持つだろうか・・・
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