みつばやま小零庵だより

宇宙の塵、その影のような私ですが、生きている今、言葉にしたいことがあります。

苗代作り

2009-03-28 19:37:48 | 八郷の自然と風景

Dscn0463_3 膝近くまで丈のある田んぼ用長靴(先端は地下足袋型)を履いて、有機無農薬栽培の田んぼへ行きました。Dscn0466_3

田んぼの一角に苗代を作るのです。1週間程前にmnOさんが代掻を済ませてくれています。

mnOさんと都会から来た数名に私も加わり、鍬の刃裏で田泥を塗って 平滑な短冊形を10条程作りました。

Dscn0468_2 話には聞いていましたが、深い田泥の中では足を動かして移動するのも大変! それに田泥は緩すぎたり堅かったりで「平滑に塗る」ことの難しかったこと! でも楽しかったです


梶谷陶房展

2009-03-27 20:08:18 | 芸術

Dscn0459 愛車で10分弱の「こんこんギャラリー」(八郷の創作家が共同で建設・運営)へ、近所のkSさんと共に行った。

「梶谷陶房展」を開催中だ。梶谷さんは米国で20年余活躍後、1993年から八郷を根拠地とされた。

Dscn0461_sh01_2 梶谷さん御本人とお仲間がにこやかに迎えて下さって、陶芸に関係のあること・ないこと・・よもやま話が弾んだ。

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「練り上げ」の技法を駆使した珍しいオブジェが特に目を引いた。 kSさんの「海を思わせる」という鑑賞の言葉に、梶谷さんはニッコリ。


追悼集

2009-03-25 19:24:35 | 生死

Dscn0455_2 追悼集「kTの軌跡」が送られてきた。kTさんとは故郷の高校で一緒だった。

20余年前、kTさんは高校の師であったyTさんと再会し結婚された。「本書を妻kTとkTを愛し交流のあったすべての人びとに捧げます」と書いたyTさんも、後を追うように既に他界されている。

kTさんは「食」に関する研究と教育に携わっていた。職務上も職務を離れても、彼女が実に誠実に情熱を傾けて生きてきたこと、それによって豊かな人間関係を育んでこられたことを、私はこの追悼集で知った。無沙汰を続けてきたことが悔やまれる。


種籾

2009-03-21 20:41:51 | 田んぼ

Dscn0453 種籾選の作業に少し参加した。稲穂をしごいて、薄い塩水の中へ種籾を落とす。浮いたのは避けて、沈んだ良い種を選ぶ比重選である。理屈通りにはいかなかったが・・

mnOさん宅の縁先に、船橋と川口から各1名が駆けつけての作業だった。有機無農薬栽培の稲作が、地元責任者のmnOさんと都会からの随時参加者との協働で続けられている。

選ばれた種籾は温湯(消毒)処理後に水に浸された。発芽が待たれる。


軽快

2009-03-17 18:27:07 | 八郷の自然と風景

Dscn0445 Dscn0447 当庵前の緋寒桜が五分咲きぐらい、隣の麦畑は青々としてきました。このところ体調不安定だったK子さんも落着きを取り戻してこられて何より

化学物質過敏症が重かった時のK子さんは、薬(化学物質)をのむことも出来ませんでした。今回は無事に服薬できて、本当に良かった・・ただ副作用もあり、疲労感が強いようです。ホメオパシー(西洋医学系の代替療法)で補うと楽になるそうです。

近所のhKさんは変形性腰椎症と脊柱管狭窄症で歩行困難でしたが、服薬等の効果が良くて、一時は車椅子だったのが、杖1本でも少しなら歩けるようになられました。

今日は恒例の買物デー、近所のkSさんとhKさんに同乗してもらい、愛車でJA直売所等へ行きました。冗談連発の3人娘ならぬ3人お婆で~す


浅春の菜園

2009-03-13 17:10:23 | 菜園

Dscn0432 ブロッコリーの親芽・子芽は冬期の食卓に鮮やかな緑を提供してくれて、その後に孫芽が輩出しました。

Dscn0433 貯蔵玉葱が葉芽を出してきたので、畝土に埋めました。伸長したら葉玉葱として収穫予定です。

Dscn0435 葉物が少ない季節に、連日重宝なのが、菜の花です。蕾の内に花茎を折り取り、さっと熱湯でアク抜きしてから、お浸し・汁の実・和え物などに。春を堪能させてくれます。

Dscn0437 水遣りを疎かにして、枯死寸前だった苺も、少しずつ緑が甦ってきました。

Dscn0438 ニラの芽の勢いのいいこと!

Dscn0430_2 初冬に蒔いた スナック豌豆の芽は、躊躇いがちながら篠竹の支柱に縋ろうと立上がってきました。

昼下がりから風が強くなってきました。春は嵐の季節でもあります。


釣釜

2009-03-11 20:28:54 | 着物

Dscn0428_sh01 大島紬(当ブログ2/5参照)に、深紅の帯(岩間のYさんが骨董市で見つけた掘出物、この着物に合いそう、と、気前よく譲って下さった)を締めた。

毛糸の羽織が温かい。首都圏の友人eTさんが編み上げて下さった。ただただ感謝しつつ、愛車(近所のsOさんから貰ったものだ!)で茶道の稽古に行った。

「炭付花月」では、先輩の炭手前を一所懸命見つめた。「釣釜」の炭手前は難しい。私は「亭主」の役だった。先生に注意されたり冷やかされたり、時には褒められたり!次の「濃茶付花月」では、私は「初花」の役だった。濃茶から薄茶へ移っていく所作も、実に合理的だ。

天井からの吊鎖に掛けられた小ぶりの釜が、長い鎖と共に微かに揺れている風情は、季節の移ろいを感じさせずにはおかない。


雪の夜に読む「超ひも理論~」

2009-03-03 20:32:17 | 八郷の自然と風景

Dscn0420 窓先の馬酔木の花が満開だが、今夕から降り始めた雪を、今夜はたっぷり載せることになりそう・・・

「超ひも理論」(広瀬立成著、当ブログ2/3記事)で呆気に取られたついでに、「超ひも理論とはなにか」(竹内薫著)を読んだ。

Dscn0421_2 「宇宙にはT対称性があり、宇宙の半径Rを逆数の1/Rにしても元と変わらない。つまり、大きいことは小さいことだし、遠いことは近いことだ」

「ループ量子重力理論によれば、時間や空間は人間の幻想である」等々、愚かな私は絶句しつつ、存在することへの畏怖を感じる。究極の科学は究極の非科学に見える。それは宗教と手を結びそうに見える。