みつばやま小零庵だより

宇宙の塵、その影のような私ですが、生きている今、言葉にしたいことがあります。

嵐の前

2018-07-27 19:47:58 | 田んぼ
数日前までの「命に関わる危険な暑さ」が嘘のような、涼しいというか、普通の夏の日になってホッとしているけれど、台風が近付いている。しかも豪雨被害で惨憺たる事態が続いている西日本にも向かいそうだという。自然の猛威は容赦ない。そして現代文明都市においては、天災と人災が一体化している。

関東地方は台風の東側になるから、「雨台風」という予報だ。村の田んぼの用水路は細いから、雨が多いと直ぐに溢れてしまう。今夜から降り始めるというので、機場のゲートを最上端まで開けておいた。

          

異常高温が続いたためか、今期の稲は出穂が早い。開花・受粉・結実し、御辞儀し始めている稲は、大雨にもある程度堪えられそう。心配なのは、開花・受粉の真っ盛りの稲だ。稲の一生で一番大事といわれる時期だ。

当庵から望む夕空は、かすかに夕焼け色に染まっている。合歓の木の枝葉は微動だにしていない。嵐の前の静けさか・・・



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