茶道のE先生宅での「納涼茶会」に行った。いつもの稽古とは違って、みな浴衣で参加する。
私の浴衣は、近所のhKさんから貰った反物で一昨年Yさんに仕立ててもらったもの。帯はYさんから貰ったのを、Yさんの助言に従い、洗濯機の攪拌機能を使って紅茶で染めたもの。(写真では白っぽく見えますが・・)
先生御手製の点心(軽食)と主菓子を戴いた後、若先生が濃茶を点てて下さった。若先生は御容貌も御姿もお点前も、実に美しい!
大先生は茶会のいわば総指揮者、若先生のお母様で七十路、厳しい中にも天衣無縫な茶目っ気もある方だ。客をもてなす心の豊かさと、お道具(掛軸や茶碗や茶入等々)の組合せの素晴らしさにはいつも感動させられる。
濃茶の後は薄茶を皆が交代で点てて喫茶した。午前の部(午後の部、夜の部もあるから、先生は大変!)に参加したのは、私を含めて6人。内4人は「準教」という有資格者で、E先生の「弟子」と言っても、御自身が先生にもなれる熟練の大先輩たちだ。だから私は、先生からはもちろん皆様からも沢山のことを教えて頂ける。
大先輩の1人Hさんは腎臓を患って透析を要しているが、明るくて気さくな方だ。茨城では有数の名家のご夫人らしいが、そんなことはおくびにも出さない。E先生の茶室内では(当然のことながら)特別扱いも一切無い。そのことがHさんにとっては却って居心地が良いのかも知れない。
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