ガジェット

2012-10-15 13:56:06 | Weblog





おとといは松葉杖でよろよろと、

西院ウーララにライヴを見に行って、昼真スタートだったので

俺にしては珍しく日のあるうちからビールなぞのみつつ、

数多くの出演バンドを眺めた。

季節柄、懐かしい「大阪芸大の学園祭」などを思い出したな。

バンドは、ブロンド・ニュー・ハーフが抜群に良かった。

しかし、それにしてもライヴハウスっていうのは

玉石混合で、見に行くだけで本当に面白い。

俺から観るとわりに「若い」バンドも出てたんだけど、

思うのは・・・・大昔に比べると、ギターなんかも

安くて手に入りやすいし、ライヴハウスもいっぱいあるし、

バンドやってる奴もけっこう多いし、

バンドやってるからって、親や教師に白い眼で見られるようなこともない。

俺たちの頃とけっこう、「環境」は違うよね。

でも上記のこと、全部逆の方が絶対面白いよな。

ははは。

ところで。

こないだの話の続きなんだけど、

「レプリカント」が有機アンドロイドだ、というのは

作中でも言及されているのだが、

そのことを異様に感じてしまうのは何故か、と言うと・・・

同作品に出てくる「愛玩動物」たちのレプリカが何故か、

電気仕掛けだったり、金属部品だったりするから。

その「落差」が不思議で興味深くて、魅力的なのだ。

ディックの小説はその手の「SF的ガジェット」が

これでもか、ってくらいてんこ盛りに登場するところも好きだ。

最高のキャラクターは、

「ガニメデ(←土星の衛星)生まれの粘菌」で

名前は「ロード・ランニング・クラム」。

「粘菌」って要するに 『スライム』みたいな、不定形の生物。

それが知的生命体で、テレパスで、だから言葉抜きで意思疎通できたりする。

性格もすごいいい奴。

「あなたへの周囲の敵意が急激に高まっています。逃げる事をお勧めします」

などと(テレパシーで)主人公に忠告したりする。


俺も「ロード・ランニング・クラム」と友達になりたいね。


そう思わない?


・・・・・・・・・・・会ったら言といてくれないか?


ガニメデ辺りの交差点で。













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