ビザール到着

2011-11-24 14:15:14 | Weblog




ヤフオクで落札したビザール・ギターが届いた。

すごい。

予想以上に「いいギター」だった。

(ビザールに変わりはないが。)

写真ではわかりづらいが、

ネックのごつい感じとか小さめのボディとか。

そして造りがしっかりしている。

普通、ビザールってどうしても弦高を低く調整できなくて、

そのせいで矢鱈滅多ら弾きにくいものが多いのだけれど、

これはとても低い。よって、弾きやすい。

そして

こういうのって「アームが欠品」しているのが普通なのだけれど、

ちゃんと純正(であろう)アームがついている。

しかも、使える!チューニングの狂いがほとんどない。

ビザール、ビザールって言ってるけどちゃんと名前があって、

PENKELというブランドだそうだ。

やはり60年代から70年代の日本のブランドで、

「テスコ」名義で売られていた時期もあるとか。

いいかげんで平和な時代デスね。

そーゆーノリは、大好きである。

こういうのを持つと無条件にファズかまして

「ジャンク・ロック」と言うか、

「片田舎のガレージ・パンク」みたいなのを

演りたくなるのは何故なのか(笑)。


以前にも言及したかもしれないが、「ビザール・ギター使い」

の中で、最大級のスターはジョン・スペンサーであろう。

もろにビザールギター、しかもそのまんまの音。

されにそれがトレードマーク、というか「男の一本」だ。

嫁さんがニューヨークの路上で20ドルで買った、という

日本製の安物ギター。もう最高である。

ずっと前に読んだインタヴューで

「ルックスが面白いから使ってるんですか?」と聞かれて

ジョンスペは「このギターは、音がいいんだよ」と

苦笑いしながら答えていた。

この人は徹底した人で、別でやってたボス・ホグでも

ギブソン・ブラザーズでも

ビザールしか使っていない(と思う)。

ジョンスペって、

もっと評価されてもいいアーティストなのではなかろうか。


今回入手した俺のビザール、PENKELは恐らく、

どこかの押入れで長く眠っていたものだと思う。

使用感がほとんどないのだ。

オークションだからタイミングの問題なのだけれど、

落札価格も恐ろしく安かった。

(いくらだったか、言わないけどさ。)

嬉しい。


しかし、ちょっとあとで気付いたのだがこのギター、

ジョンスペの「例のギター」に似ているのだが、

今、俺がメインで使っているG&Lスカイホークにも、

けっこう似ている。

って言うか、遠目でみたらわからないんじゃないか?


ということは・・・


ライヴでいつか使ってみたとしても

誰も違うギターだと気付かなかったりして。


・・・アリエール。


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