言葉。

2011-12-24 19:50:07 | Weblog

メリクリ!あけおめ!


っていう物言いは、定着しなかったのだろうか。

・・・何となく、誰も言ってない気がする。

新らしい言葉、というか言葉の移り変わりというのは、

考現学的に・・なんてもったいぶらなくても面白いよね。

十年位前、チョベリバ~!とか言ってた女友達がいたなぁ

(そうです、アナタのことですw)。


俺が小学生くらいの時に、中学生だった兄貴がちょとグレて(笑)、

何かにつけて「ムカつく」ってよく言ってたのが、

当時はやけに新鮮に聞こえた。

これは定着した、と見ていいだろうと思う。

俺は普通に言うよ。

「胸がムカムカするほど腹が立つ」感じが、よく出てるし。

でも注意深く観察すると、俺たちより十歳くらい上のオトナは

「ムカつく」って言葉、使ってない。

きっと、気恥ずかしいのだ。


「めっちゃ」っていうのも昔は新鮮な言葉だった気がするが、

これはオッサン達でも使ってるかも。

「滅茶苦茶」が略されただけ・・・だからかな。


「ウザい」ってのもちょっと若者言葉っぽいのだが、

この言葉は何故か気に入ってるので俺は使う。

「うざったい」っていう、懐かしい関東弁がベースになってるからか。

「ああ・・・・ウザっ」とかって言うと気分が出てよろしい。


「がっつり」っていう言葉は、俺には気恥ずかしくて使えない。

「がつがつ喰う」っていうニュアンスが出てて、

悪くないのだがいかんせん、

テレビっぽいのだ(テレビ見ないから知らないんだけどさ)。


「キモい」っていう言葉は、感じが悪すぎる。

言ってる奴こそ、気持ち悪いのだ。

「それ、オマエ自身のことだぜ」って言いたくなる。


「バリ」っていう若者言葉もあるよね。

「バリかっこええ」とか「バリ渋い」とか。

あれは・・・悪ぶってるのかも知れないが、

悲しくなるほど頭悪そうに聞こえる言葉だと思う。

グレるのはかまわないが、「アタマの悪い不良」ってのも

イカさないぜ。

(「イカす」ってのは古いか。)

しかし、不良の諸君には、「勧善懲悪」をモットーにして欲しい。

矛盾してるかもしれないけど、

昔は、そういう不良だって、いたのだ。

岩佐なんか、そのものだったぜ。


「爆睡」っていうのを、佐治がよく言ってたなぁ。

いい言葉だ(笑)。爆発するように眠る。

今、使ってる人を見かけないけどね。


サリンジャーの「キャッチャー・イン・ザ・ライ」

の野崎訳、「ライ麦畑でつかまえて」の中で、

フィービーの学校の壁に「オマンコシヨウ」と言う言葉が彫ってあって、

ホールデンが激怒しながら消すのだけれど、

その言葉は原語では、「FUCK YOU」なのだ。

「FUCK YOU」って、訳すの不可能だよね。

村上春樹訳では単に「ファック・ユー」になってる。

野崎訳の時代では、「オマンコシヨウ」と訳して正解だったと思う。

ただの強烈なののしり言葉・・ってだけでなくきっと、

性的なニュアンスも含まれているだろうと推察されるからだ。

ホールデン自身は、「ファック・ユー」って言葉は

使ってないんじゃなかったかな。

「ガッデム」とか、何回も言ってるみたいなんだけど。

「ゴッド!」とか。

「ゴッド」って言っちゃいけないらしいんだよ。

「みだりに神の名を口にすべからず」か何かで。

「ジーザス」も、だから駄目なんだって。

「クライスト!」とかも。


子供の頃、クリスマスカードを書いたりしていて、

「クリスマス」、っていう英語のつづりって、

「キリスト」のつづりと似てるなぁ・・と薄ぼんやりと思っていたのだが・・・

大馬鹿デスな。

「ジーザス・クライスト」と「イエス・キリスト」が、同じだなんてね。

そんなの、わかるわけねぇだろ。

英語圏の子供が聞いたら大笑いするんじゃなかろうか。

大体において信仰心すら、カケラもないんだから、

そんなの、知ったことじゃねぇって思うんだけど。


でもとりあえず言ってみよう、


メリクリ、あけおめ。


再来年もよろしく。









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