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譜読みが終わった

2020年12月07日 09時30分24秒 | オペラに挑戦
土日と連日の歌練。先生夫妻にだって年末年始は人並みにあるわけで、公的仕事は早めに終わらせ、ゆっくり始めたいのは当然。12月の練習は今度の13日で事終わり、事始めは1/23からになってる。1か月以上あくんだ。
昨日の練習で椿姫の合唱部すべての譜読みが終わった。先生には「大きな一段落」だろうな。我々には「さっ、これで教えたから。もう一刻も早く暗譜して。そこから合唱を作っていくんだから」と宣言された気分。今年最後の練習は最初から最後までを通しておさらい、出来る所、出来てない所をはっきりさせよう にするそうです。
僕個人的には詞の暗記はほぼ終わってる。早すぎて口が回らず歌えない箇所が1コーラス、出るべき音の高さが捕まらず、毎度難破するのが2か所、他は先生が求める「もっと正しいイタリア語で」を細かい所で頭に染み込ませる作業が残ってる。歌っていく中で1つ1つクリアだ。
むしろ今興味を感じて臨んでるのが「ヴェルカント唱法」の講義。自分の欠点もだいぶ解ってきたし、克服してきた箇所もある。先生からもそういう点を踏まえた上で「そこからこういう点をがんばろう」の刺激をもらってる。さすがこの道で苦労してきてるから、僕みたいな素人がどんな迷路にはまりこんでるかわかるんだな。生徒個人に「さすがに」的確な指導が出てるなと聞いてる。5,6人の講義の中、独唱するのが当たり前になってきて、「もう今更、出来ないことはできない。これが今のオレさ。」と開き直ることはできるようになったかな。自信じゃない。そんなのまだまだ。恥ずかしさを思わずに、声出せるようになったような。先生に言わせると「やっとスタートラインだよ」だそうだが。まっラインに立てただけでも前進ですよ。
指摘されてる大きな欠点は「艶歌風の変な抑揚がそこかしこに出る癖」。「岳ちゃん あれは止めて!」という言い方で否定されてます。これは70年間生きてきて、歌ってきて、僕の体に根を下した「僕の歌世界感」だろうから一朝一夕に取れそうにないんです。「上手く歌おう」とするとこの癖が出てくるのは解ってます。技術的な点での解消方法も指導してくれてます。
椿姫の中にバリトンが歌う美しいアリアがあります。父ジェルモンが息子アルフレードを諭す場面なんですが「プロヴァンスの海と陸」というアリアです。これを歌いたくて、先生の楽譜をコピーしてきた。ピアノ伴奏の先生から「youtube聞くのなら上江さんの演奏がいいと思うよ」との情報も頂いた。貼り付けた音源はそれです。上江さんは一昨年のトスカで準主役のスカルピアを歌った方。馴染みでもある。さっそく聞いまくってる。
「ヴェルカント唱法」を習った記念にこの曲を歌えるようにしようと目論んでます。
コメント (6)
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