土日と連日の歌練。先生夫妻にだって年末年始は人並みにあるわけで、公的仕事は早めに終わらせ、ゆっくり始めたいのは当然。12月の練習は今度の13日で事終わり、事始めは1/23からになってる。1か月以上あくんだ。
昨日の練習で椿姫の合唱部すべての譜読みが終わった。先生には「大きな一段落」だろうな。我々には「さっ、これで教えたから。もう一刻も早く暗譜して。そこから合唱を作っていくんだから」と宣言された気分。今年最後の練習は最初から最後までを通しておさらい、出来る所、出来てない所をはっきりさせよう にするそうです。
僕個人的には詞の暗記はほぼ終わってる。早すぎて口が回らず歌えない箇所が1コーラス、出るべき音の高さが捕まらず、毎度難破するのが2か所、他は先生が求める「もっと正しいイタリア語で」を細かい所で頭に染み込ませる作業が残ってる。歌っていく中で1つ1つクリアだ。
むしろ今興味を感じて臨んでるのが「ヴェルカント唱法」の講義。自分の欠点もだいぶ解ってきたし、克服してきた箇所もある。先生からもそういう点を踏まえた上で「そこからこういう点をがんばろう」の刺激をもらってる。さすがこの道で苦労してきてるから、僕みたいな素人がどんな迷路にはまりこんでるかわかるんだな。生徒個人に「さすがに」的確な指導が出てるなと聞いてる。5,6人の講義の中、独唱するのが当たり前になってきて、「もう今更、出来ないことはできない。これが今のオレさ。」と開き直ることはできるようになったかな。自信じゃない。そんなのまだまだ。恥ずかしさを思わずに、声出せるようになったような。先生に言わせると「やっとスタートラインだよ」だそうだが。まっラインに立てただけでも前進ですよ。
指摘されてる大きな欠点は「艶歌風の変な抑揚がそこかしこに出る癖」。「岳ちゃん あれは止めて!」という言い方で否定されてます。これは70年間生きてきて、歌ってきて、僕の体に根を下した「僕の歌世界感」だろうから一朝一夕に取れそうにないんです。「上手く歌おう」とするとこの癖が出てくるのは解ってます。技術的な点での解消方法も指導してくれてます。
椿姫の中にバリトンが歌う美しいアリアがあります。父ジェルモンが息子アルフレードを諭す場面なんですが「プロヴァンスの海と陸」というアリアです。これを歌いたくて、先生の楽譜をコピーしてきた。ピアノ伴奏の先生から「youtube聞くのなら上江さんの演奏がいいと思うよ」との情報も頂いた。貼り付けた音源はそれです。上江さんは一昨年のトスカで準主役のスカルピアを歌った方。馴染みでもある。さっそく聞いまくってる。
「ヴェルカント唱法」を習った記念にこの曲を歌えるようにしようと目論んでます。
昨日の練習で椿姫の合唱部すべての譜読みが終わった。先生には「大きな一段落」だろうな。我々には「さっ、これで教えたから。もう一刻も早く暗譜して。そこから合唱を作っていくんだから」と宣言された気分。今年最後の練習は最初から最後までを通しておさらい、出来る所、出来てない所をはっきりさせよう にするそうです。
僕個人的には詞の暗記はほぼ終わってる。早すぎて口が回らず歌えない箇所が1コーラス、出るべき音の高さが捕まらず、毎度難破するのが2か所、他は先生が求める「もっと正しいイタリア語で」を細かい所で頭に染み込ませる作業が残ってる。歌っていく中で1つ1つクリアだ。
むしろ今興味を感じて臨んでるのが「ヴェルカント唱法」の講義。自分の欠点もだいぶ解ってきたし、克服してきた箇所もある。先生からもそういう点を踏まえた上で「そこからこういう点をがんばろう」の刺激をもらってる。さすがこの道で苦労してきてるから、僕みたいな素人がどんな迷路にはまりこんでるかわかるんだな。生徒個人に「さすがに」的確な指導が出てるなと聞いてる。5,6人の講義の中、独唱するのが当たり前になってきて、「もう今更、出来ないことはできない。これが今のオレさ。」と開き直ることはできるようになったかな。自信じゃない。そんなのまだまだ。恥ずかしさを思わずに、声出せるようになったような。先生に言わせると「やっとスタートラインだよ」だそうだが。まっラインに立てただけでも前進ですよ。
指摘されてる大きな欠点は「艶歌風の変な抑揚がそこかしこに出る癖」。「岳ちゃん あれは止めて!」という言い方で否定されてます。これは70年間生きてきて、歌ってきて、僕の体に根を下した「僕の歌世界感」だろうから一朝一夕に取れそうにないんです。「上手く歌おう」とするとこの癖が出てくるのは解ってます。技術的な点での解消方法も指導してくれてます。
椿姫の中にバリトンが歌う美しいアリアがあります。父ジェルモンが息子アルフレードを諭す場面なんですが「プロヴァンスの海と陸」というアリアです。これを歌いたくて、先生の楽譜をコピーしてきた。ピアノ伴奏の先生から「youtube聞くのなら上江さんの演奏がいいと思うよ」との情報も頂いた。貼り付けた音源はそれです。上江さんは一昨年のトスカで準主役のスカルピアを歌った方。馴染みでもある。さっそく聞いまくってる。
「ヴェルカント唱法」を習った記念にこの曲を歌えるようにしようと目論んでます。
今風に「鬼滅の刃」的怖さ? そんなことはありませんよ。 全て「遊び心」の範疇です。
歌うんならより上手く、正しくだし、歌えるものならこの歌うたいたいな~ です。そんな執念入れたら疲れるし、素人には逆効果でしょう。 楽しく楽しく です。
「Di Provenza il mar il suol chi dal cor ti cancello?」だけでうっとりしてます。
この曲で、プロバンスの陸と海が見たくなって南仏旅行に行ったくらいですから。
岳さんリサイタルで、バリトンのアリアがまた増えましたね。
ピアノ伴奏の先生が「上江さんの歌が・・・」と教えてくれた時に、いっしょに「プロバンスは難しい曲だよね」と言いながら、暗に「よくやるね!」「歌えっこないよ」のニュアンスはありました。「そんなの解ってる」って。 「素人のプロバンス」でいいじゃないか。
彼の風貌にも寄るけれど、どこかの王様が正義を朗々と歌い上げるのではなくて、失意の息子を励まし諭す優しい歌い方、もっとソフトに歌ってもらいたい。
だから素人のプロバンス、息子への愛ある、歌う人なりのプロバンスの方がいいんです。
ぼくとしては所詮こんな風に(声力、発音、強弱等々歌の要素全て)歌えるはずがないわけで、むしろ「喜劇版椿姫」のジェルモン役にふさわしい歌になるものと思われます。
「江上」さんじゃなく「上江」さんね。ベルカント唱法そのものと聞いて、勉強になってます。