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吉田 博 展(後半)を観る

2017年08月24日 09時48分18秒 | 絵画鑑賞
昨日「吉田博展」の後半を観てきた。前半を観たのが7/12だったようだ。もう一月半も経ってる。前半後半で1/4ほどの作品を交換した展示だった。

同じ物を見てるんだけど、同じように感動してきた。世界中飛び回って、日本国内も旅しまくって、山中に籠って絵を描き続けた作家だけど、よくこれだけの量を描いたものだと感心する。草間さんにも思ったけど「描きたくて描きたくてしょうがなかった」「どんどんイメージが湧いてきた」ということなんだろう。
木版には木版故の味わい、手で描いたんではでない雰囲気がある(やってみたくなるような)。一方でやはり手で描いたものには「力」を感じる。水彩といえどもこんなに「時の流れ、空気感」を表現できるんだ。油彩なのに水彩風にゴテゴテさせずに深い味わいが出せるんだ。いやいや多才な作家さんです。
中学校、高校時代の美術の時間に「吉田博」という名前を1度も聞かなかったことが不思議に思えてくる。「主流」じゃなかったこと、「主流と喧嘩までやらかして、国を出て行った」そんなことが当時では「悪人」で教科書に名前すら載せない扱いを受けたのか?  その点では今の美術の教科書でどう扱われてるんだろう? ちょっと興味ある。
人出は7月の時より多かった。終了が間近だからだろうか。さほど宣伝してるとは思わないが、口コミで広まってるんだろう。「いい物」には自然と人が集まってくる。人が集まるんだから「いい絵」にちがいない。
7月に買った「作品集」をまだ読み切ってない。読まなくちゃ。
コメント (4)
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