今日も一期一会

「本が好き♪図書館ブログ」のタイトル変更
本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

「本が好き♪図書館ブログ」からタイトル変更

19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

展覧会 「千家十職の軌跡展」「ガレとドーム展」

2016-09-13 | アート
昨日は文化祭の代休、せっかくの平日のお休みをどうやって過ごそう…
と前からずっと考えていて、休日は混雑していそうなところへ行ってきました♪

都内のデパートで開催中の展覧会2つ。
行く途中に娘のところへ立ち寄って、1ヵ月ぶりにチビ姫の顔を拝んでから♡

まずは、日本橋三越で開催中の「千家十職の軌跡展 茶の湯の継承」最終日です。
行ってみてビックリ!
ひとつの茶碗の前に行くのにしばらく並ばねばならないほどの大変な人混みです!!
そして集まっている方たちを見て…あ、皆さん毎日がお休みの方なのですね…
考えが甘かった。

茶の湯の大成者である千利休から、数百年年以上も続く千家の茶道、
千家好みの茶道具を制作する十の職家を〈千家十職〉といい、伝統は数百年続いています。

・「永樂家」…土風炉を主に制作し、茶陶も手掛ける土風炉・焼物師
・「樂家」…茶碗を中心に水指・花入など茶陶を制作する樂焼・茶碗師
・「大西家」…大名の茶や侘び茶に向く釜を作り続ける釡師
・「飛来家」…棗や香合などの一閑張細工師
・「土田家」…代々仕服、服紗を始め裂・糸に関わる茶道具の調製をてがける袋師
・「中村家」…棗などの茶器や茶事で使う椀家具などを制作する塗師
・「黒田家」…柄杓をはじめ竹製の茶道具を制作している竹細工・柄杓師
・「奥村家」…家元らの揮毫の軸装や風炉先屏風、釜の敷物の一種である“紙釜敷”を制作する表具師
・「駒澤家」…棚や水指など美しい木地を活かした道具を制作している指物師
・「中川家」…花入や建水など千家家元の好みの道具を制作してきた金物師

千利休の後、千家は「表千家」「裏千家」「武者小路千家」に分かれ、
各々のお家元に代々伝わる名品、代表作のほか、千家十職の各職家や美術館所蔵の茶道具たち。
特に利休が最後まで手元に置いていた黒楽茶碗 銘「禿」と大西家二代浄清作「鶴ノ釜」が!
  
混雑していて大変だったけれど、約250点のお宝の展示に大々満足の展覧会でした。

その後、日本橋高島屋へ移動し、展覧会「ガレとドーム展 美しき至高のガラスたち」
  
こちらも最終日ですが、それほど混雑していずにちょっとホッとしました。
エミール・ガレとドーム兄弟の類い稀なる美しさと稀少性を誇るガラス作品の中から、
これまで個人コレクターの手元に眠ってきた秘蔵品、展覧会未公開作品を交え、
約100点のガラス作品とガラス表現の装飾技法や遺された資料を見ることができました!
アール・ヌーヴォーの巨匠エミール・ガレの生涯と、そして彼に影響を受けたドーム兄弟、 
また彼らは、「ジャポニスム」に強く影響を受け、日本的な作品もいくつかありました。
エミール・ガレは今年生誕170周年、54歳という若さで世を去ったのでした。