今日も一期一会

「本が好き♪図書館ブログ」のタイトル変更
本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

「本が好き♪図書館ブログ」からタイトル変更

19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

ホドラー展

2014-11-14 | アート
今朝は寒かったです!最低気温が0.6℃!!
そんな今日は「埼玉県民の日」、前から楽しみにしていた予定がありました。
平日の今日だからこそゆっくりできる場所、行きたいと思っていました。

まずは、「県民の日」だけお得な電車のチケットが売り出されているので、それを手に入れました。
都心へ行く時によく使う東上線は埼玉県内一日乗り放題で470円です!!
安ーい♪



県内の小中学校高等学校はお休みですから、電車は子ども連れでいっぱいでした。
そして電車の到着した池袋駅は、それはもうすごい人混み!
西武線、東上線、埼京線、湘南新宿ライン、副都心線、有楽町線、が埼玉から乗り入れているので、
池袋を歩いている人の8割は埼玉県民と言われていますが、今日は9割以上だったかも!

娘&おチビと合流して、
上野の国立西洋美術館で開催中の「フェルディナント・ホドラー展」へ行きました。
西洋美術館で展覧会を見るのは「ホイッスラー展」以来数年ぶりで、久し振りです。
この展覧会は「日本・スイス国交樹立150周年記念」のイベントです。
平日なので混雑していずに、ベビーカーを押しながらでもゆっくり見ることが出来ました。

フェルディナント・ホドラーは19世紀末のスイスを代表する画家ですが、良く知りませんでした。
印象に残っているのはこの二つの絵。

 

左の絵のタイトルは<感情Ⅲ>、右の絵は<オイリュトミー>、
「生」と「死」を表現していて対比する絵だそうです。
ホドラーはリズムを大切にする「パラレリズム」提唱しています。
この他にも、家の部屋から見たレマン湖の連作が印象的でした。
ホドラーの描いた労働者の絵がスイスの紙幣に使われていたのですから、国民的な画家だったのですね。

美術館内のレストランでおチビをあやしながらのランチ♪

 

その後は上野の森をお散歩しながら、前から行きたかった「国際子ども図書館」へ。

 

児童書を専門に扱う図書館サービスを行う国立国会図書館の支部図書館です。
建物は明治期洋風建築の代表作のひとつ、1906年建設の旧帝国図書館の庁舎を利用し、
国際子ども図書館に転用されるにあたって建築家の安藤忠雄氏が設計を手掛けた素敵な建物でした♪

1階には「子どものへや」「おはなしのへや」「世界を知るへや」があって、
誰でも自由に本を読むことができます。

 

カーペット敷きなので靴を脱いで座り込んで本を読む子や、大きなテーブルで絵本を読む親子。
昔からの絵本から新作の絵本、海外の絵本、絵本にまつわるおもちゃも置いてあり、
何とも幸せな空間で、絵本を読んであげたりしてしばらくまったりしました♪

3階の旧大閲覧室は「本のミュージアム」になっていて、
特別展「日本の子どもの文学 −国際子ども図書館所蔵資料で見る歩み」を開催していました。

 

国際子ども図書館が所蔵する本、絵本や雑誌の中から、
明治から現代に至るまでの時代をいろどった代表的な児童文学作家・画家の作品が紹介されていました。
『赤い鳥』創刊から戦前までの「童話」の時代、戦後から1970年代までの「現代児童文学」の出発、
1980年代から1999年までの児童文学の現在、そして現代の絵本までと、
子どもの本を系統的に見たり考えたりしたことがなかったので新たな発見がありましたし、
子どもの頃に読んだ懐かしい本がいっぱい♪
昔話や童話ではない子どものための「読み物」については、
村岡花子も「日本には適切なものがない」と海外の少年少女文学を翻訳しました。

平日にゆっくり出来るって、とっても得した気がします♪