図書館便り「LIBRARY NEWS 11月号」を発行しました。
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今月号の特集は「第68回 読書週間」読書週間は10月27日から11月9日までです。
今年の読書週間標語は「めくる めぐる 本の世界」。
本の世界に入ると「ひとり」になる時間を持つことができます。
この「ひとり」の時間は「ソリテュード・タイム」とも呼ばれますが、
この時間を持つことによって人間性を回復し「生きる力」を得ることができるようになるといわれています。
昨今の風潮では「ひとり」は「ボッチ」などと呼んで、
特に若者の世界で敬遠すべきことのようにストレスに感じている人も多いようですが、
決してそうではありません。
歴史上のあらゆる天才たち、芸術家たちがソリテュード・タイムを通じて
創造的な活動を行ったことは広く知られることです。
群れているばかりでは、自分の世界・自分の価値観を作れませんね。
また、この読書週間に合わせて、毎年埼玉県から「県民が選んだ埼玉県推奨図書」が発表されます。
今年の高校生・青年の部は次の5冊です。
『島はぼくらと』 辻村深月
『心』 姜尚中
『自分を愛する力』 乙武洋匡
『やわらかな生命』 福岡伸一
『NHK 「COOL JAPAN」 かっこいいニッポン再発見』 堤和彦
上記のうち、図書館には4冊入っていて、私はその4冊を読みました。
以前も紹介しましたが、本屋大賞にノミネートされた『島はぼくらと』は良かったです。
今月の作家は『インガルス一家の物語』の作者ローラ・インガルス・ワイルダーを取り上げました。
この作品はTVドラマ「大草原の小さな家」として、日本はもとより世界にも広く知られています。
私も子どものころ、この番組が好きで毎回必ず見ていました。
「家族」を感じるドラマでした。
作者は60歳まで小学校教師を続け、60歳から小説家として90歳まで精力的に作品を執筆し続けました。
50歳なんてまだまだひよっこ、これからやろうと思えば何だって出来る!
と、彼女の生涯を調べてそう思いました。
10月の私の読書は以下の6冊でした。
『おかげさまで生きる』 矢作直樹
『ラストレター』 さだまさし
『人質カノン』 宮部みゆき
『降り積もる光の粒』 角田光代
『アサギマダラ 海を渡る蝶の謎』 佐藤英治
『銀翼のイカロス』 池井戸潤
宮部みゆきさんの『人質カノン』は10年ほど前に出版された短編集ですが、
さすがに上手ですね、読ませます!
今年の読書は10月末までで75冊となりました。
目標の年間100冊読了まで、あと2か月で25冊・・・
うーん、厳しいかも!!