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「本が好き♪図書館ブログ」のタイトル変更
本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

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19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

図書館便り 「LIBRARY NEWS 10月号」

2014-10-01 | 司書室より
図書館便り「LIBRARY NEWS 10月号」を発行しました。
こちらです。Google版 Yahoo版

今月号の特集は「本とインターネットの利点を知ろう」です。
インターネットの普及で、本の需要がかなり少なくなったのは事実でしょう。
例えば、何かを調べたい時、ICT機器が使える方は辞書や事典よりも、
パソコンやスマホ、タブレットなどでささっと調べると、画像や映像まで見たりできます。
それらは広く浅い情報を素早く調べるには大変便利なツールです。

でも、高校を卒業したら大学や専門学校などへ進み、まだ学問を続けようとしている高校生には、
インターネット上の情報の危うさも、しっかり知っていてほしいと思います。
本は作者や編集者、出版社など多くの人の手を経て世間に出るものですから、
その正確さや専門性には間違いがありません。
でも、インターネット上の情報は、正確さに確証が持てませんし、その責任も曖昧です。
大学生になってレポートを書くときに、インターネット上の情報をそのまま丸写ししないように!
情報の正確さを見極め、正しい判断が出来るようになって欲しいです。

今、高校では、3年生が大学の各種推薦入学に向けて対策勉強の真っ最中。
大学の推薦入学は種類が増えて、指定校推薦、AO入試、自己推薦、一般推薦、など、
入学試験を受験しないで大学生になる生徒が半分くらいいます。
大学からの課題に本を読んでのレポートなどがあり、生徒が図書館に本を探しに来ますが、
是非、自分のお金を使ってその本を買ってもらいたいです。
高校3年生の集大成となる大事な試験に、借りた本で臨まないでほしい、と私は思うのです。

本とインターネットの違いを考えながら帰宅すると、
ベネッセから「情報漏えいのお詫び」の手紙が、主人と私に2通、届いていました。
娘の名前で主人宛に、私のは私の名前で、いったいどこから?とちょっと不安になりました。

「今月の作家」では吉行淳之介氏を取り上げました。
そういえば朝ドラの「あぐり」は面白くて、よく見ていたことを思い出しました。
あの家族は皆、芸術肌で、作家、美容師、女優、詩人、とユニークですよね。
吉行淳之介の作品は『子供の領分』『砂の上の植物群』などを学生の頃読んだことがありますが、
今の高校生は知らないかなぁ~。