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本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

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19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

金沢つながり

2011-01-25 | いろいろ
冬休みに金沢へ行ってから、その地が気になっています。

金沢のあちこちで見かけたのが映画「武士の家計簿」のポスター。
磯田道史著の『武士の家計簿―「加賀藩御算用者」の幕末維新』(新潮新書)を元にした日本の時代劇映画です。


金沢を舞台にしたこの映画を早速見に行って来ました♪
江戸時代末期、加賀藩の「御算用者」を担っていた猪山家、
「そろばん侍」とは今でいえば地方公共団体の会計管理者のようなものでしょうか。
その8代目・猪山直之のもと、
膨大に膨れ上がった猪山家の借金返済に一家を挙げて奔走します。

写真は旅行の際に撮影した金沢城ですが、
映画の中でちょんまげ紋付きはかま姿の境雅人さんがここを何度も通っていました。
猪山家として撮影されたのは、長町武家屋敷界隈のようです。
行ってきたばかりなので、あぁあの辺ねと思ったりして。

ドラマ「龍馬伝」でも語られていましたが、
江戸時代末期の下級武士の生活は楽なものではありませんでした。
その上、借金をしてまで骨董や着物などを買い集めて贅沢三昧に暮らす両親、
その息子直之が家財道具一切を売り払って、つつましやかに暮らし借金を返します。
武士という体面も保ちながらの清貧の暮らしは「武士道」を感じさせました。

私は家計簿に縁がないので、ちょっぴり耳が痛い・・・

もう一つは読んだ本の舞台が、偶然金沢でした。
米澤穂信著『ボトルネック』

「このミステリーがすごい!2010年版」作家別投票第1位、という帯に惹かれて読みました。
主人公がパラレルワールドに迷い込んでしまい、
「自分の存在しない世界」で自分について改めて考え直すというような内容です。
金沢の街があちこちで出てきて、地図が頭に浮かびました♪
この作者は金沢大学文学部卒業だそうで、それで金沢についての叙述が詳しいのかと納得しました。
米澤さんの作品には、映画化された『インシテミル』もあります。

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今月の旅行カテゴリー人気ランキングで434作品中7位になっておりました!!
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皆さんが見て下さったおかげです。
ありがとうございます!