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カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

台風大変だったッス

2006-09-18 | 雑記
 台風被害も思ったより甚大で、昨夜からいろいろ大変だった。突風が吹くとドーンという激しい音が響いてゴトゴト振動する。はっきり言って心地悪い。こんなに家のことが心配になるほどの台風なんてちょっと覚えがない。19号の時は国外だったので、凄い台風なんて知らないのだ。
 キャンプで使うランタンとかロウソクの火を眺めながらお湯割りを飲んだ。酔ってフテ寝でもしようという魂胆だ。子供達は宿題もできないし、とか言い訳しながらゲーム三昧。電池って便利なんだな。
 風もおさまってきたのだが、停電が続いていたので何にもできない。仕方がないのでギター弾いて歌ったりしていた。近所迷惑だった上に不謹慎だったかもしれない。調子に乗ってジャカジャカ鳴らしていると、子供は迷惑そうであった。停電ってあんがいつまんないね。
 それでも無駄な抵抗してしり取りしたりしていた。キャンプだと暗闇もまた楽しだが、家だとどうして調子が出ないんだろう。僕は非日常がけっこう好きなはずなんだが、家での過ごし方は形骸化してしまっているのかもしれない。反省すべきか、それが問題だ。

 翌朝家の周りの点検。夜のうちにも一度点検していたが、明るくなってみると被害状況が更によくわかる。三軒隣のお宅は屋根板(というのか)がかなり飛んだ様子である。ご近所に謝りながら破片を拾って回っている。真にお気の毒である。見渡す範囲でもけっこう被害は甚大だ。みんなうつむいている感じがする。まったくやりきれないぜ。

 一応職場も見てこいとつれあいが言うので、重い腰を上げて出勤する。物事の道理は、通っていることに従わなければならない。まあ、僕の責任問題である。
 電話しても誰も出ないはずで、電気も電話も幹線道路も分断されていた。おおごとである。水も出ないので近所の川から水を汲んできて、とりあえずトイレがつまらないようにこまめに流す。
 集団生活のライフラインの分断は、時間と共に深刻になる。大便を禁止するわけにはいかない。9時ごろ新聞配達がやっと来る。さっき電力会社の連中と会ったけど、めどが立たないらしいよ、だそうだ。役場に電話して状況を聞くが、約20パーセントが回復していないとなにやらわかったようなわからんような回答を得る。
 あちこち回ってみると、倉庫の屋根の一部が損壊していたり、別棟のガラスが割れたりしている。もうじき収穫を迎える稲も、すっかり寝てしまった。がっかりである。イノシシ対策電線を張りなおし、更なる被害を食い止めなければ…。
 近所の神社も被害がひどいようで、住人が深刻に相談している。みんな困っているが、どうにもならない。日本って災害については大変な国なんだなあ、と改めて感じる。しかしながら、これがよその国ならば、恐らくこの程度の被害では済まなかったろう。叩かれて、強くなったのであろう。うつむいてばかりもいられねえや。

 昼過ぎにやっと電気が復旧した。厨房のおばちゃんが万歳している。準備した水も大方は無駄になったが、よかったのである。
 そういうわけで、僕も帰ろうっと。

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