カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

電話を掛けるのが苦手だ

2022-07-02 | culture

 そもそも電話を掛けるのが苦手だったのである。かける前が気が乗らない。もちろん内容にもよるのだろうが、こちらの用事を相手に伝えるのが億劫なのだ。出会う機会があれば、その時は何でもなく言えるようなことが、電話をかけて言う、という状態になると、おっくうに感じられる。「このあいだのあれのことなんですけど……」そういった確認ごとなんかも、少し話をするだけで済むはずだ。ならば簡単で、結果もほとんどわかっている。しかしその前に電話するのが、ちょっと嫌な感じだ。
 最近はメールもあるし、事実メールのやり取りで、ほとんどの仕事のやり取りは完結している。ただし、これも後で電話確認をする。メールの内容でいいかどうか、電話するのである。もとはと言えば、相手方がそうしてくる場合が多い。まずメールが来て、内容は分かる。資料も添付されている。僕はダウンロードして、紙資料として確認する。必要なら線を引いたり書き込んだりする。そうすると電話がかかってくる。そういう感じだ。
 だからかもしれないが、僕もそのようにする場合が多い。だいたいの内容をメールしておいて、電話する。時にはまだ見てないといわれることもあるが、電話中に確認している様子もわかる。では、それで。案件は終了。ついでにあれこれ言われることもあるし、さらに誰かに確認が必要な場合もあるんだが、会って確認することとほとんど変わりのないことを、メールと電話を使って行っている。ZOOMが混ざって、数人同時に話をするようなことも時々はやる。こんなんでいいですかね、じゃあまた。画面がぷつんと切れる。これはこれで確かに便利ですわな。
 そういうことで、簡単なはずで、なおかつ電話ばかりしている毎日なのに、苦手意識が消えないのは何故なんだろう。僕は話し出すと止まらなくなるので、電話も長いのである。要件の途中で、ちょっとでも雑談めいたことになると面倒である。どんどん雑談の連鎖のようなことになっていって、いったい何の話をしていたのかさえ分からなくなる。そうして軽い疲れのようなものを覚えて、我に返る。ところで何の話でしたっけ? ははは、となって電話終了。そういうやり取りを一日10件くらいやると、もう夕方になっている。いったい何をやってるんだろう。そうして、自分から掛ける電話は億劫なのだ。やっぱり苦手なものは、克服が難しいという話なんだろうか。そんな話には、とても思えないだろうけれど……。
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