カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

解説者も気合が入っている

2021-07-31 | 時事

 訳あっていろんな人と会って話をすることが続いたのだが、ご自宅や事務所などのテレビがつけっぱなしのままである。要するにオリンピックである。今どうなってますか? という感じで自然な話の展開があるし、なかなかに楽である。僕は新聞くらいは読んでいるが、だからと言ってその程度だから詳しい方とは言えない。真剣にオリンピックを見ている人というのは、そういう裏情報含めてよく知っているもので、会話で意外なことをたくさん聞ける。それと民放でもオリンピックは放映しているらしく、解説の人の顔ぶれがずいぶん違う。そういう人が誰なのか、そういうことも教えてくれる。元選手というのが多いのだが、現役を引退して、こういう芸能の世界に入るような人というのは、やっぱり一般の人より洗練されているものだな、と思う。テレビなのでスタイリストというような人が、それなりに整えてくれるのだろうと想像するのだが、やはり何か違うものがあるなと思う。解説してくれる人の話によると、彼らも売り込み時で、これでいい感じに顔が売れると、また仕事が増えるのだろうということだった。まさに稼ぎ時なのだろう。偉いですね。
 オリンピアンとは、もともと常人とは違う超人の域の人々なんだろうと思うが、やはり勝負に身をささげていただろう人々なので、そのようなものには長けているものがあるのだろうか。一定以上の一流選手というのは、だいたいにおいてあまり性格の良くない必要があると思っていたが、そういう性格がまた、テレビ・フレンドリーなところがあるのかもしれない。負けず嫌いで努力家なので、そういう場面にも動じない精神力があるわけだし、思い切って考えていることを口にできる。そういうところが魅力的なわけで、意見を引き出す方も使いやすいというのがあるのではないか。実際に選手として活躍している頃は、勝負の駆け引きを相手に知られたくはない。頑張ります、程度しか言えないのが実情だったろう。落ち着いたときに取材を受けて、いわば訓練されていた経緯もあるかもしれない。地元のスターなので、講演などにも呼ばれたかもしれない。スポーツ以外にも自信がついているので、このような時に解説するのにも役立っているのではないか。メダリストになると、報道も大々的で国民的な栄誉を受けて、全方位的に顔が売れる。そういう人がタレントになるのであれば、やはりこれから売り込まなければならない人間よりも、数段有利かもしれない。
 もっとも、やっぱり住む世界が違って、馴染まない人もいるんでしょうけどね。報道されなくなって、世間の関心から離れた生活に戻って、よかったなという人というのも、またなんとなく魅力的な感じもしないではない。収入の方が許せば、タレントにならなくてもいいのではないだろうか(なった方が断然儲かるだろうけど)。
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