カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

雨の合間に散歩をする

2020-07-25 | 散歩

 コロナ太りという言葉もあるそうで、あまり出歩くことも無く自主的な自粛生活を送っておられる人も多いと聞く。まあ、それなりにお気の毒ではある。しかしながら僕が住んでいるのは田舎である。今年は雨が多いのでその合間を縫ってという感じにはなってしまっているが、雨のおかげで多少気温が上がっていないこともあってか、この季節にしてはそれなりに健闘して歩いているのではないか。
 さすがにザーザー降っているような時には歩いている人なんていないんだけど、小雨であるとか、曇り空であるとかすると、時間帯によってはずいぶんの人が道を闊歩している。一応傘を持っている人もいるし、合羽ではないが、少し濡れても平気な恰好を選んでおられる人もいる。少し年配のご婦人だと、数人のグループを作っている人もいるし、犬を連れている人もいる。事業所がこっちに越してきた頃にはそんなに人は歩いていなかったものだが、やはりそれなりに皆さん意識しているということなんだろう、一時期に比べると健康志向が高まっているというか、それなりに頑張って歩こうと心掛けている人が増えているのではないか。通勤中にも通りで見るし、職場で朝の準備をしているときも少し人数が増える。昼休みも人影があるし、夕方になると、またどっと人が出る。少し日がかげるころに僕も帰宅の準備をするが、その時間帯にもまた別の人々が出てくる。そうして車で自宅近辺に来ると、今度は完全にスポーツウェア姿のジョギング族などが広い通りの歩道を走ったりしている。以前はジョギングなんて都会の人しかやってなかったが、田舎の風景もずいぶん変わったものだな、と思うのである。徐々にこんな感じには変化してはいたんだけど、特に今回の騒ぎの渦中から、このような人々が格段に増えたようだ。
 今の時期は田んぼにはアオサギなどが結構いて、僕らのような散歩の人間が通ると、あまり動きが少ないながら、彼らも警戒してこちらを見ている。彼らの生態のことはよく知らないのだけど、普段は結構単独でポツンポツンと佇んでいる感じの鳥だが、まだ田んぼの稲の背が低いこの時期は、どうもいくつかつるんでいるような雰囲気がある。繁殖期というのかもしれないが、巣がどこにあるのかは確認できていない。しかしちょっと色の茶色っぽい個体が並んでいる場合があって、あれが実は雛ではないか(大きさは成体とそう変わらない)と思ったりする。それにしても、そんなに近づきもしないのに妙に警戒してグアーなどと鳴いて飛び去る姿が、不機嫌そうである。
 さて、この散歩風景もこの騒ぎの中少しだけ変化していて、それは何かというと、小学生くらいの小さい子以外は、ほとんどの人がマスクなどしていないことかもしれない。さすがに小運動をするのに不自然だし、お互いの距離はアオサギくらいは十分ある。ポケットの中にはもっているのかもしれないけれど、もうお互い必要ないでしょうオーラもすれ違う時に伝わっては来る。僕はもともとそんなことはしてなかったけど、こういう感じになるとなんとなく歩きやすさもあるように思える。なんということも考えないで歩いているが、健全な人が共通にいるような楽しさというのも、なんとなくあるかもしれない。
コメント
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