カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

多少呆れるがパラダイス   PとJK

2019-08-13 | 映画

PとJK/廣木隆一監督

 原作は漫画らしい。それも14巻も続いている作品のようだ。
 姉の合コンに年齢を偽って参加させられたところ、いい雰囲気になった男性が警察官で、女子高生とつきあうというのは職業上問題があるという理由で結婚してしまうという話。そういう展開は現代的にはかえって無理があるが、少女漫画的にはよくある話のような気がする。実際漫画では、そういう設定の話はいくつも読んだ覚えがある。人はそういう設定に惹かれるものがあるということか。
 警察官である男性が、過去も含めて個性的で、そういう男に振り回される女子高生というのが、楽しいのかもしれない。この男が一番大変な時に見捨てるようなことをする信じられない女であるわけだが…。
 恋のライバルがいて、なんとなくの取り合いがあるのも女性的にいい話なのだろう。結婚して同棲しているのに、なかなかキスするタイミングが無いなど、かなり変である。青年漫画だとかなりのエロ漫画になるはずだが、少女漫画なので清潔である。それでなければ売れないだろうけど。
 若い女の人が、恋の相手の男性に何を求めているのか。そういう形の一つとして、警察官はありなのかもしれない。時には命がけの危険な仕事だが、制服姿でカッコいい。私生活との落差も大きい。何故か資産もあるようで、住まいも豪華だし。自分は女子高生で、生活感はほとんどないわけだし。これがパラダイスじゃなくて、何なのか。
 というわけで、多少ため息が出そうになるが、そういう娯楽作なのだった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする