カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

泥船に乗ってしまったのは誰か

2008-08-06 | 時事

 そういえば内閣改造があったなあ、と既に思ってしまう。大蔵主導の官僚出身者が多いということで増税の布石だと言われたりしている。そういう話になると、今度は景気刺激策優先ということになった。どうせ選挙をやるわけでなさそうだし、せめて少しでも気をそらそうということだとは思う。財政健全化の前に何をやるということは決着していないようにも思う。もう少し膿が出るのではないか。多くの国民と言われる世論の方は、そんなことを考えているのではないか。少なくとも健全でなくなってしまった元の方が変わらないまま増税と言われるのが癪には障る。
 ところで話題提供者の麻生幹事長話しかマスコミは動かない。まあ面白い人には違いないが、何を言うかというのを手ぐすね引いて待っているだけでは、せっかくの面白い人が面白さに用心し過ぎることになってしまう。それでもやっぱりなんか言ってくれそうな雰囲気は健在なので、それは彼の育ちの良さか、はたまた普段の生活習慣の変わりなさなのか。素直と言えばそうだが、政策を語るというか聞いてもらうことの方が彼にとっては望んでいることには違いない。
 国会討論では政治は確かにつまらないものに見える。しかし日曜討論のように政治家自身が話をすると、それなりに聞くべき面白さが生まれるのは確かだ。なぜそのように国会で話せないのか。結局官僚のペーパーが必要だと思っているから、そんなことになっているのではないか。自分の言葉で話す政治家がいないというのが、根本的に問題なのだということなのではないだろうか。
 さて麻生さんで続くが、彼はどうして泥船に乗ったのかという話がある。現段階で選挙の責任を取るのは幹事長であることは間違いない。選挙はどうなるかそれはわかったものではないが、一度民主党が政権を取るにせよ、すぐに自民が取り返すことができるということなのか。その時はどうだというようなことがあるのか。いや、まだ決まっていないことで、十分巻き返しの勝算ありということなのか。日本人は懲りない人が多いのでそのような選択をする人が多いことも知っているけれど、そうなれば国民ともども泥船に乗っているということなのか。そんなら先に乗ったところでたいした問題でもないということなのか。沈んでさようならで済むんであれば、それでいいのだろうか。よく分からないが、どうにもならないところにいるという恐怖感が希薄なのは、水の底の世界のことを知らないだけなのではないだろうか。
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