カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

嬉しいんだかつらいんだか

2007-12-20 | 雑記
 年末だなあと、いろいろと頂き物をするたびに思う。事務所なのに食材が豊富に揃ったりする。スタッフが休憩する時に、目の前に食い物が積んである。みなさんさりげなく目の前のものをたくさん食べているのがなんとなく可笑しい。いや、時には凄まじい。これも一種の戦いなのかもしれない。
 みかんにもいろいろ種類があるらしく、ものすごく小さいものから大きいものまで揃ってきた。甘いのは小さくて柿色のヤツが頭ひとつ出ている。今年は雨が少なかったせいか、普通のみかんも比較的に甘いような気がする。僕は果物はあんまり食べないほうだが、ひとつ手にとって見ると、無意識にまたひとつと手が伸びていた。いや、なかなか旨いです。
 僕の家庭ではコタツがなかったので、みかんとコタツという連想はないが、多くの人にはそういうセットでの幸せの風景というものがあるらしい。コタツに入って手が黄色くなるまでみかんを食べるというのが、冬の定番なのだそうだ。まあ、聞いたことはあるね。「のだめ」の世界なんでしょう。僕にとってはなんとなくそれが嫌だけれど、他人がしあわせと思うのならそれでいいです。
 りんごも切ってあって、手に取るとものすごく甘い。中心に蜜が詰まってぜんぜん色が違う。杏月ちゃんに食べさせたら喜ぶのではないだろうか。そう思っていたら、これは僕が職場に買ってきたものらしい。ああ、付き合いで一箱(だったかも忘れた)買わされたんだった。金払った記憶もないので、どこかに請求書があるのだろう。
 イカやら魚介類もあるようだ。これは離島からおくられてきたらしい。イカを刺身にしてゆず胡椒でいただく。甘くて辛くて旨い。大量に切り身がボールに入れられていて、スタッフは昼食時にそれぞれ丼に注ぎ分けて食っていた。
お菓子の類は興味がないのでパス。ありがとうございました。
 仕事納めにあみだ籤を作って、スタッフでぶんどり会をする。事務所の隣の書庫に頂き物が積み上げられていくが、どのような均等配分するかは、いまのところ未定である。多少の当たり外れはあるが、頂き物である。なんとなく丸儲けというか、今年も大漁だという感じだ。
 日頃のお付き合いの感謝ということでもあるが、富の再配分という感じもする。集中した人が必ずしも放出が多いわけではないだろうけれど…。むしろ逆かもな。再度富というものは集中を見せるのかもしれない。金は天下の回りものとはそういうことなのだろうか。
 まあ、ウチの職場もそれなりに広いお付き合いがある証拠でもある。按配として固定しすぎると問題もあろうが、つながっていないと都合が悪い場合もあろう。そこのあたりの配分とさじ加減が、今後の考えどころである。ああ、でも考えたくないなあ。後にしよう。
 池田信夫に言わせると、こういう状態こそ将来性がないのかもしれない。関係性の約束を破っていくことで、新たなイノベーションを可能にしていくのだろう。カルロス・ゴーンは過去の約束を知らないといえたからこそ、系列を切って再編できたのだそうだ。まあ、僕の場合も、けっこうバカのふりして知らないふりしたなあと思います。いろんな筋から恨まれているかもしれないが、そうやって今があるのも確かである。しかしやっぱり新たな関係も構築されてきて、がんじがらめになっていくと、また壊さなければならなくなる日が来るのだろう。貰ってばかりで喜べない自分もいて、なかなかつらい年末なのである。
コメント
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