カワセミ側溝から

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

重く受け止めるべき事件

2007-12-30 | 時事
 新聞やテレビなどで今年の事件を振り返る特集などがたくさん流れていることだろう。振り返って見ると確かにいろんなことが起こった。
 安倍首相辞任のニュースは、出張中新幹線の中で、つれあいからのメールで知った。隣に座っていた同業者の人に「安倍さん、辞めたらしいですよ」というと「ええっ!」と大声で驚かれたので、その声にびっくりした。今考えても辞めることはなかったのではないかと思う反面、辞めたほうが良かったかもしれないとも思うので不思議である。
 さて、しかし、僕が今年一番驚き腹が立ったニュースは、鹿児島の「踏み字」事件だ。実際に事件が起こったのは03年の事だが、報道もさして大きくなかったことも驚きだ。このニュースを知ったとき、これが本当に日本で起こった事件であることが信じられなかった。それも21世紀で起こったことなのだ。中世ヨーロッパや戦時中の公安警察がやったことなら理解できる(許せるという意味ではない)が、現代の日本の警察がやったことなのだ。このニュースですぐに感じたのは、鹿児島という一地方だけのことなのだろうかという疑問だった。警察にいまだにこういう体質が残っているのではないか、という恐怖にも似た絶望感も味わった。人間の残酷性がここまで表れた事件も少ない。猟奇殺人よりタチが悪い。踏み字を強要した警察官は、死刑より重い罪を犯したのではないかと僕は思う。この警官を重く裁けない日本の法律には、明らかな欠陥があるとも思う。国家の信用と存続にもかかわる、重大な事件だったのではないだろうか。
 日本という団体社会の恐ろしさは、こういう事件で明るみにでた。役人社会の無責任は、こういう恐怖を内包している可能性が高い。年金だけでなく、閉鎖性の中に隠されている残虐性は、今後も表れていくに違いない。間違いなくこの方面こそ問題視し、改善を促す必要が今後とも最重要であると僕は考えている。

 嬉しいニュースは昨日書いたツェッペリンの再結成。いや、今だから嬉しいだけで、不安で仕方なかっただけなのだが…。
 個人的ニュースはK村君の選挙かな。しかし、結果的にこういう体験は記述しづらいのでパス。
 ということで、やはり一番はJCの卒業だろう。喜びと切なさを同時にこの年齢で感じたことは貴重だった。またこの一年を忘れることはないだろう。みなさんありがとうございました。
コメント (3)
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