カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

読売ウイークリーを探せ

2007-01-26 | 雑記
 何故かここ数日「読売ウイークリー」を探し回っていたが、見つからない。というか売ってない。最初は本屋を見てまわるが、改めて思うに本屋自体の数が少ない。少ないくせに点在している場所の距離が遠い。全部まわるには車でも時間がかかる。
 雑誌というのは有るか無いか意外と分かりにくいもので、他の雑誌の陰に隠れているのではないか、などとめくってみたりして、確認が煩わしい。それで、結局見つからないので無いのであろう。
 しかしながら、せっかくという意識があるのであろう。なんとなく目に留まった文庫本などを数冊ついでに買ってしまって散財する。目的外支出である。
 コンビニも見て回る。コンビニも出張中に入ると面白いが、雑誌を探す時にはなんとなく気が引ける。他には何にも欲しいものはないから、見つからなければ手ぶらで出なくてはならない。店員が「ありがとうございました」と声をかけてくるので、ありがたがられることが申し訳ない。なんとなくしかめっ面になって深刻そうに出てゆく。愉快そうに出て行くのも気が引けるのだ。もちろん愉快ですらないが…。
 つれあいとも一緒になって何件か探す。車で待っていてもらうと、大抵のコンビニの雑誌コーナーは駐車スペース側の窓側になっているので、窓からしかめっ面で合図したりする。できれば西洋人のように両手のひらを上に向けて顔をしかめてみると格好がつくのであろうが、僕はこころもち小さく首を振る程度の仕草にとどめた。何事も控えめなのが日本人の美徳なのである。
 せっかく車で待たせているのであるから、今回は手ぶらでなくて「肉まんでもどうか」という気になって、手話っぽいしぐさで合図を送っていると、お隣で婦人雑誌を立ち読みしていたお姉さんがジロリと見るので恥ずかしくなって足早に店外へ逃げた。ジェスチャーで「肉まん」はあんがい難しい。
 さて、この雑誌自体はどこかで見た記憶があるが、はて、どこであったか。空港で見たんだっけ? 先の京都でのことであったなら、取り返しがつくことではない。そのためだけに京都会議はやり直せない。ネットで買おうかとも思ったが、買い方が今ひとつ分からない。定期購読なら可能なのだろうか。
 読者層がどういうものなのかもよく分からない。そういえばやはり出張中にどこかのホテルの中で読んだことがあるきりで、地元でこの雑誌を読んだ記憶がない。
 長崎に用があって、帰りに大きめの本屋に寄る。すると一冊だけ置いてあった。さすが紀伊国屋書店。僕はこの書店の新宿店に初めてはいったときの感動を忘れない。就職は東京にしようとまで考えたが、夢は叶わなかった。しかしながらあの程度の規模の本屋は、今ではどこの都市でも見られるようになった。昔日の感が改めてする。
 雑誌だけ買うと駐車料金がもったいないような気がしたので、ついでに数冊の本も買ったが、二千円以上で無いと駐車料金がタダにならない。よく考えると散財のようにも思えるが、買ってしまったものは仕方がない。
 そうやってやっと買うことができた「読売ウイークリー」なのだが、何で探していたのか、理由をいつの間にか忘れてしまった。茂木さんや小田嶋さんの記事があったから彼らの記事を探していたものだったのか、硫黄島の記事もあったのでこのことであったのか、とにかく判然としない。
 あくまで個人的な感想であるが、まあ、アエラよりは公平で読みやすいのかもしれないな、と思った。
コメント
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