「タブラ・ラサ/アルヴォ・ペルトの世界(ECM)」より「フラトレス」。
相当以前に聴いているのだが、その時は、演奏者のことは、気にしていなかったと思う。
その後、音楽に関する知識がいくらか増えて、気になるようになった。
以下の二人のデュオなのだ。
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
キース・ジャレット(ピアノ)
ギドン・クレーメルは、先般聴いたモーツァルトの「弦楽三重奏」で、ヴァイオリンを弾いていて、そのクリアで強い音を素晴らしいと感じた。
キース・ジャレットは、一時よく聴いたジャズヲ中心に演奏するピアニストである。
改めて聴く「フラトレス」は、そんなに凄いものとは、感じられなかった。
だけど、アルヴォ・ペルトがエストニアの出身と言うこともあって、曲の底にあるものが思いやられた。静けさのうちにたぎっているものと言えるか。