“ふらとれす”

2024-02-09 | 【断想】音楽

 「タブラ・ラサ/アルヴォ・ペルトの世界(ECM)」より「フラトレス」。
 相当以前に聴いているのだが、その時は、演奏者のことは、気にしていなかったと思う。
 その後、音楽に関する知識がいくらか増えて、気になるようになった。
 以下の二人のデュオなのだ。
 ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
 キース・ジャレット(ピアノ)
 ギドン・クレーメルは、先般聴いたモーツァルトの「弦楽三重奏」で、ヴァイオリンを弾いていて、そのクリアで強い音を素晴らしいと感じた。
 キース・ジャレットは、一時よく聴いたジャズヲ中心に演奏するピアニストである。
 改めて聴く「フラトレス」は、そんなに凄いものとは、感じられなかった。
 だけど、アルヴォ・ペルトがエストニアの出身と言うこともあって、曲の底にあるものが思いやられた。静けさのうちにたぎっているものと言えるか。