“ページ・ワン”

2023-12-02 | 【断想】音楽

 「ページ・ワン」(1963 Blue Note)
 ジョー・ヘンダーソンの初リーダー・アルバムである。
 6曲収録されているが、その中の「ブルー・ボッサ」が人気を博した。
 ジョー・ヘンダーソンは、私にとっては、なじみのないテナー奏者であった。
 グラント・グリーンの「アイドル・モメンツ」で、サイドをつとめており、それを聞いたのが、関心をもった初めだったと思う。
 その後、彼がリーダーの「ボギーとベス」を聞いた。
 ジャケットにあった、帽子を被り痩せて、白い髭をたくわえた老人の姿に興味がわいたとも言える。
 だけど、そのアルバムは、特には関心を深めるきっかけにはならなかった。
 だけど、何か気になり、「ページ・ワン」のCDを入手した。
 〈パーソネル〉
 ケニー・ドーハム(tp)
 ジョー・ヘンダーソン(ts)
 マッコイ・タイナー(p)
 ブッチ・ウォーレン(b)
 ピート・ラロカ(ds)
 〈ソング〉
 1.ブルー・ボッサ
 2.ラ・メシャ
 3.ホームストレッチ
 4.リコーダ・ミー(リメンバー・ミー)
 5.ジンリキシャ:人力車
 6.アウト・オブ・ザ・ナイト
 1と2は、ケニー・ドーハムの曲。残りハ、ジョー・ヘンダーソンの曲。
 ケニー・ドーハムは、ジョー・ヘンダーソンの兄貴分、このアルバムのライナーノーツを書いている。
 「ラ・メシャ」は、ケニー・ドーハムの娘の名前からとられている。
 「アウト・オブ・ザ・ナイト」は、グルーヴィーでカッコいい曲。
 ジョー・ヘンダーソンの男っぽいテナーの音がいい。
 マッコイ・タイナーの洒落ていていい。