「ページ・ワン」(1963 Blue Note)
ジョー・ヘンダーソンの初リーダー・アルバムである。
6曲収録されているが、その中の「ブルー・ボッサ」が人気を博した。
ジョー・ヘンダーソンは、私にとっては、なじみのないテナー奏者であった。
グラント・グリーンの「アイドル・モメンツ」で、サイドをつとめており、それを聞いたのが、関心をもった初めだったと思う。
その後、彼がリーダーの「ボギーとベス」を聞いた。
ジャケットにあった、帽子を被り痩せて、白い髭をたくわえた老人の姿に興味がわいたとも言える。
だけど、そのアルバムは、特には関心を深めるきっかけにはならなかった。
だけど、何か気になり、「ページ・ワン」のCDを入手した。
〈パーソネル〉
ケニー・ドーハム(tp)
ジョー・ヘンダーソン(ts)
マッコイ・タイナー(p)
ブッチ・ウォーレン(b)
ピート・ラロカ(ds)
〈ソング〉
1.ブルー・ボッサ
2.ラ・メシャ
3.ホームストレッチ
4.リコーダ・ミー(リメンバー・ミー)
5.ジンリキシャ:人力車
6.アウト・オブ・ザ・ナイト
1と2は、ケニー・ドーハムの曲。残りハ、ジョー・ヘンダーソンの曲。
ケニー・ドーハムは、ジョー・ヘンダーソンの兄貴分、このアルバムのライナーノーツを書いている。
「ラ・メシャ」は、ケニー・ドーハムの娘の名前からとられている。
「アウト・オブ・ザ・ナイト」は、グルーヴィーでカッコいい曲。
ジョー・ヘンダーソンの男っぽいテナーの音がいい。
マッコイ・タイナーの洒落ていていい。