キャリベ

2020-02-19 | 【断想】音楽
 「キャリベ ラテン・ジャズ・クインテット+エリック・ドルフィー」(Prestige)
 「CARIBÉ:キャリベ」とは、地名なのだろうか。
 このレコードの収録曲
 ・キャリベ
 ・ブルース・イン・6/8
 ・ファースト・ベース・ライン
 ・マンボ・リッチ
 ・スプリング・イズ・ヒア
 ・サンディ・ゴー・ミーティン
 演奏者
 ・ジーン・ケーシー:ピアノ
 ・チャーリー・シモンズ:ヴァイブ
 ・ビル・エリントン:ベース
 ・マニー・ラモス:ドラムス&シンバル
 ・ホアン・アマルバード:コンガ
 そしてエリック・ドルフィー。
 エリック・ドルフィーには、1960年前後、ラテン・ジャズ・クインテットと共演した「ホット&クール・ラテン」と言うアルバムがある。
 この「キャリベ」も、同時期、1960年8月、ニューヨークでの録音。
 ラテン・ジャズ・クインテットは、ラテン音楽とジャズの融合をはかったと言われる。
 時間が無い。
 「CARIBÉ:キャリベ」だけ、聞いた。10分ばかりだ。
 音が明るい。ラテンのせいか。
 ドルフィーは、アルト・サックス。
 ピアノにつづいて。
 ドルフィーは、ドルフィーの音だけど、
 それなりに、全体とマッチングしている。
 レコード盤には、細かい傷がついていた。
 それで、ボツボツ言っていた。
 アルバムに、日本語の解説がついていた。
 こんなの、持っていたなんて。

オレンジは彼女のドレスの色

2020-02-18 | 【断想】音楽
 チャールズ・ミンガスが、書いて演奏の曲である。
 一昨日、1964年9月のモンタレイ・ジャズ・フェスティバルでの「ORANGE WAS THE COLOR OF HER DRESS,THEN BLUE SILK(オレンジ色のドレス)」を聞いた。
 アルト・サックスは、チャールス・マクファーソンで、なかなかいい。
 だけど、この曲は、エリック・ドルフィーを加えた3管のために書かれたものと知って、やはり、ドルフィーがプレイするものを聞きたいと思った。
 ディスク・ユニオンで、CDを見つけた。
 同じ1964年の5月、アメリカ・ニューヨーク州イサカ市のコーネル大学でのライブ録音である。
 「Charles Mingus Sextet with Eric Dolphy CORNELL 1964」(ブルー・ノート).。
 別の曲を聞いたような気がした。
 CDをかけ間違っただろうか。
 それにしても、すばらしかった。
 思わず、聞き惚れた。
 もう一度、ゆとりをもって、聞きたい。   

ドルフィーとリトル

2020-02-17 | 【断想】音楽
 モダン・ジャズの数あるレコードの中で、誰もが絶賛する名盤。
 エリック・ドルフィーとブッカー・リトルによる白熱の演奏。
 世にまれな昂揚のひとときが残された。
 時、人、所・・・フィットしたのだ。
 ふっきれたのだ。
 《エリック・ドルフィー・アット・ザ・ファイブ・スポット vol.1》
 1961年7月のライブ録音。Prestige盤。 
 曲①ファイアー・ワルツ
  ②ビー・バンプ
  ③ザ・プロフェット
 パーソネル
  エリック・ドルフィー:アルト・サキソフォーン、バス・クラリネット
  ブッカー・リトル:トランペット
  マル・ウォルドロン:ピアノ
  リチャード・デイビス:ベース
  エド・ブラックウェル:ドラムス
 この年の10月、ブッカー・リトルは23歳でこの世を去る。

AT MONTEREY

2020-02-16 | 【断想】音楽
 1964年9月の第7回モンタレイ・ジャズ・フェスティバルでのライブ。
 チャールズ・ミンガス率いる12人による演奏である。
 曲によって、人数は異なるが。
 6曲のデューク・エリントン・ナンバーのメドレーと2曲のミンガス・ナンバーが収められて、「MINGUA AT MONTEREY」と言うアルバムになっている。
 レーベルは、FANTASY。
 すばらしい演奏である。
 日本では、「スイングジャーナル誌選定ゴールドディスク」。
 ラストの「MEDITATIONS ONN INTEGRATION 」は、ベースのソロではじまる20分を超える曲。
 もうひとつのミンガス・ナンバー「ORANGE WAS THE COLOR OF HER DRESS」は、もともとは、エリック・ドルフィーを加えた3管のために書かれたものだそうだ。
 聞いていて、そのことが感じられ、ドルフィーがプレイしたものを聞きたいと思った。録音が残っているのだろうか。
 ジャズと言えば、ジャズなんだろうが、そう言うジャンルをこえた音楽としての素晴らしさを感じる。ミンガスを聞くと、そんな風に感じる。

カーネギー・ホールのミンガス

2020-02-15 | 【断想】音楽
 「ミンガス・アット・カーネギー・ホール」、1974年のライブ盤、アトランティック盤。
 収められているのは、「C ジャム・ブルースと「バーディド」の2曲。
 パーソネル:
 チャールス・ミンガス:b
 ジョージ・アダムス:ts
 ハミエット・ブルイエット:bs
 ジョン・ファディス:tp
 ジョン・ハンディ:ts
 ローランド・カーク:ts,stritch
 チャールス・マクファーレン:as
 ドン・ピューレン:p
 ダニー・リッチモンド:ds
 常連と旧友で。
 確かに熱気あふれる演奏と言えば、その通りなのだが、レベルもハイとは思うけど・・・・。
 さて、ミンガスは、チャーリー、チャールズ、チャールスどれが・・・。

プリ・バード

2020-02-15 | 【断想】音楽
 チャーリー・ミンガスの「プリ・バード Pre Bird」(1960年録音、Mercury)。
 1979年に日本で作られ、\1500で売られたLP盤を持っている。
 日本で作られたら、日本語の解説くらい付いていてもいいのに。
 このアルバム、1965年に「ミンガスの再訪」と改題されて、Emarcyから出されている。
 「TAKE THE “A” TRAIN」をはじめに8曲が収録されている。
 2曲目は、「PRAYER FOR PASSIVE RESISTANCE」。
 「おとなしいレジスタンスへの祈り」
 3曲目の「ECLIPSE」 には、ボーカルも。
 A面にはあと2曲。
 B面の3曲。
 演奏には、エリック・ドルフィも加わっている。
 チャーリー・ミンガスのアルバムで、手元にあるもの。
 ・ピテカントロプス・エレクトス:1956
 ・クラウン:1957
 ・ティファナ・ムード:1957
 ・ミンガス・アー・アム:1959
 ・プリ・バード:1960
 ・ミンガス・プレゼンツ・ミンガス:1960
 ・ミンガス・プレイズ・ピアノ:1963
 ・ミンガス・アット・モンタレー:1964
 ・ミンガス・アット・カーネギー・ホール:1974
 ・クンビア&ジャズ・フュージョン:1977

カンヴァセイションズ

2020-02-11 | 【断想】音楽
 1963年7月に録音、「Conversations:カンヴァセイションズ」として出て、後に、「エリック・ドルフィー・メモリアル・アルバム」と改題されたアルバム。
 1969年に、VEE-JAY RECORDSから再発売。1968プレスとある。
 再発売されたLP盤を持っている。
 ・JITTERBUG WALTZ
 ・MUSIC MATADOR
 ・ALONE TOGETHER
 ・LOVE ME
 エリック・ドルフィーの音そのものを愉しめる。
 深くてのびる音、魅力的だ。

ティファナ・ムード

2020-02-08 | 【断想】音楽
 チャーリー・ミンガスの「TIJUANA MOODS(ティファナ・ムード)」。
 1957年録音、RCA。
 「TIJUANA」は、メキシコ北部の都市の名。
 妻を亡くしたミンガスが旅した地である。
 このアルバム、日本では「メキシコの思い出」と名づけられている。
 収録されている曲の中で、「イザベラズ・テーブル・ダンス」が、抒情的な美しさがあると、評判がいいようである。
 フラメンコのメロディとリズム、人声、ラッパたち、そしてピアノ・・・・。
 他に、「ディジー・ムード」、「ティファナ・ギフト・ショップ」、「ロス・マリアッチス」、「フラミンゴ」。

WORK SONG

2020-02-02 | 【断想】音楽
 〈CANNONBALL IN JAPAN IN JAPAN〉と言うCD(CAPITOL)を持っている。
 キャノンボール・アダレイー・クインテッドが、1966年8月、東京のサンケイ・ホールで演奏した時の録音である。
 日本のファンを前に、キャノンボールのヒット・ナンバーを演奏している。
 おなじみの〈WORK SONG〉や〈MERCY,MERCY,MERCY〉等である。
 屈託がないところがいい。
 ただ、楽しく聞ける。
 1966年というと、金沢から東京に来た頃だろうか。
 わずらわしいことがいっぱいあった頃かな。

Better Git It In Your Soul

2020-02-02 | 【断想】音楽
 1959年録音 CBS
 「ミンガス・アー・ウン」の中の「ベター・ギット・イット・イン・ユア・ソウル」。
 「ベター・ギット・イット」とは、何であろうか。
 Gitは、いやなやつ、ろくでなしの意味で、軽蔑的に使われるようだが。
 黒人のための教会音楽・ゴスペルとしてヒットした曲。
《Better Git It In Your Soul 》について、この種のアーメン・ナンバーとしては幅広い層に受け容れられたが、キャノンボールの「ワーク・ソング」等には、遠く及ばなかったと読んだ。
 ミンガスの祖母は奴隷だった。
 アメリカにおける人種差別の歴史は、そんなに古いことではない。

ミンガスのピアノの音

2020-02-01 | 【断想】音楽
 おおっ、いいな
 そう感じたことを憶えている
 相当まえのことだ 何十年も
 ベーシストのチャーリー・ミンガスが弾くピアノ
 「ミンガス・プレイス・ピアノ」(1963年録音、インパルス)
 ピアノ・ソロのアルバムである
 オリジナル曲7曲、スタンダード曲4曲が収められている
 やるせなさ、おさえられた怒り、楽しい思い出、美しい人・景色・言葉・・・
 いろいろな感情が呼び覚まされる