スイング・ロウ,スイート・スピリチュアル

2020-02-27 | 【断想】音楽
 アルバート・アイラーの「スイング・ロウ,スイート・スピリチュアル SWING LOW SWEET SPIRITUAL」(Osmosis Record 1964)。
 何とも懐かしく、泣けてくる音。
 アイラーの音には、ドルフィーのような悲鳴はない。悲鳴や神経症的なものを乗り越えたような、乗り越えようとみずからを導くようなところがある。
 このアルバムは、「Goin' Home」との名前でも出たそうである。
 収録曲は、「ゴーイング・ホーム」、「オールド・マン・リバー」、「ノーボディ・ノウズ・ザ・トラブル・アイブ・シーン」、「聖者の行進」、「スイング・ロウ,スイート・スピリチュアル」、「ディープ・リバー」、「オールド・マン・リバー」。
 PERSONNEL
 アルバート・アイラー(ts,ss)
 カール・コブス(p)
 ヘンリー・グライムス(b)
 サニー・マレー(ds)
 何度も、聞きたくなるアルバム。しんみりとして。
 少年時代を思いだしながら。
 Distributed by disk UNIONとあって、日本語の解説を油井正一が書いている。
 アルバート・アイラーの言葉が、載っている。