初夏は春が終わって

2009-06-26 | 【断想】ETC
 あたらしい季節へのよろこびを感じさせられる一首だ。
 そこには、生き生きと脈打つものがある。
 和泉式部の歌はいつもいい。
 桜色に染めし衣をぬぎかへて山ほととぎすけふよりぞ待つ(和泉式部)
  初夏。
  春の終わり。
  俺の春はとおに終わった。
  ほととぎすの声を聞くこともない。
  そんな風に思うこともある。

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