Out of doors

2019-01-14 | 【断想】音楽
 バルトークのピアノ曲、「Out of doors:Im Freien 戸外にて」(1926)を久し振りに聞いた。
 ピアノは、Erzsébet Tusa。
 1988年録音のHUNGAROTON盤。
 Volume2の1曲目は「Night music」、かつて、この曲についての解説を読んだことがある。
 確か、鋭敏な聴覚のことが書かれていた。
 遠い森の中の猫の声を聞き分けたと。
 子猫が楓の木に登り、降りれなくなっていたという話だったと思う。
 この曲を聞くと、それを思いだす。
 全体としては、愉しい曲ではない。
 重苦しさがつきまとう。
 だから、普段は聞かない。
 ついでに、アンドール・フォルデス(po盤)が演奏したのも聞いた。
 1955年、ハノーファーでの録音、モノラル。
 フォルデスの方が、音が強いが、やわらかく感じる。
 少しだけ救いを感じる。

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