八つ代にをいませ

2010-06-19 | 【樹木】ETC
 万葉集巻第二十より、あぢさゐ(味狭藍)を詠み込んだ一首。
  紫陽花の八重咲く如く八つ代にをいませわが背子見つつ思はむ(左大臣橘卿)
 あぢさゐの花は色をかえとりどりに咲きほこります
 あなたがいつまでもお元気であることを願います
 あぢさゐの花を見るたびにそう思いましょう
 今、紫陽花の花言葉に、「移り気」「心変わり」などがある。
 これが、紫陽花のイメージに大きな影響を与えている。
 もし、万葉の時代に、この花言葉があったら、上記の歌はなかったろう。

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