ギドン・クレーメル らが演奏する「ピアソラへのオマージュ:HOMMAGE A PIAZZOLLA」(Nonesuch)。
アストル・ピアソラへの敬慕に発した1996年の作品である。
ここのところ、ギドン・クレーメルのヴァイオリンで、モーツァルトやアルヴォ・ペルトを聞いた。何か迫力を感じた。
ピアソラでは、「ブエノスアイレスのマリア」で奏していたが、余り印象に残っていない。そこで、ギドン・クレーメルがメインとなっている「ピアソラへのオマージュ」をと思った。
ピアソラの世界へ誘ってくれる極めて上質な一枚になっていると感じた。ピアソラへの思いが実のある結果となっている。
〈演奏者〉
ペル・アルネ・グロルヴィゲン(bandoneon)
ヴァディム・サハロフ (p)
フリードリヒ・リプス(bajan)
エリーザベト・ホイナツカ (hc)
マーク・ペカルスキー(perc)
ヴラディーミル・トンハー(vc)
ギドン・クレーメル(vn)
ミシェル・ポルタル(cl)
アロイス・ポッシュ(cb))
スヴァトスラフ・リップス(cb)
〈曲〉
1.ミロンガ・アン・レ 04:29
2.ヴァルダリート 06:39
3.オブリビオン 04:10
4.鮫 03:41
5.タンゴの歴史~カフェ1930 07:55
6.キンテートのためのコンチェルト 09:31
7.孤独 03:41
8.ブエノスアイレス午前零時 06:35
9. 嫉妬 05:20
10.エル・ソル・スエニョ(アストル・ピアソラへのオマージュ) 00:03:33
11. ル・グラン・タンゴ 12:09
10番の作だけは、ジェルジー・ペテルブルシュキー。