そのCDに
ヴィッキーの「恋はみずいろ」
ブレンダ・リーの「世界の果てに」
ジリオラ・チンクェッティの「夢みる想い」
マリリン・モンローの「帰らざる河」
女性シンガーのものだけ聞いた。
ただただ懐かしい
僕のかつての感覚がそのままに今も生きていることを感じさせてくれる。
ラヴェルの「左手のための協奏曲」、ピアノ・コンチェルト。
ラヴェルが、1931年に、戦争で右手を失ったピアニストのために書いた曲だ。
かつて、聞いて、好印象をもった。
それで、CD棚から取り出した。
ポリオの後遺症で右手が不自由なジャズ・ピアニスト、ホレス・パーランのことが頭に浮かぶ。
ホレス・パーランの音には重みがあるが、「左手のための協奏曲」にも重みがある。
重厚、勇壮である。
ピアノは、ミシェル・ベロフ。
オケは、ロンドン交響楽団。
コンダクターは、クラウディオ・アバド。
グラモフォンからのCDで聞いた。