やっぱりギターがいい

2019-08-15 | 【断想】音楽
 ホアン・ロドリーゴの「アランフェス協奏曲」の第2楽章をナルシソ・イエペスのギター、ガルシア・ナバロ指揮、フィルハーモ二ア管弦楽団のPO盤で聞く。
 マイルス・ディビスのトランペット他によって演奏された「アランフェス協奏曲」をジャズ評論家の岩浪洋三氏が、「原曲を超えた」と言っていたので、そうだろうかと、改めて聞いてみた次第である。
 やはり、「アランフェス協奏曲」は、ギターの方がいい。マイルスのクリアで淋しげなトランペットの音、スペインの民族楽器のカスタネットもつかったこまやかなスペイン・ムードが表現された演奏も素晴らしいが、やはり、原曲の方がいいと感じた次第だ。
 そう思って、マイルスのを聞くと、なんだか録音も良くないように感じた。
 1059年のニューヨークでの録音である。どうだったのだろうか、詳細はわからぬ。