淡い淡い紫の花

2009-06-06 | 【草花】ETC
 気づけば、あちこち、淡い淡い紫の花。
 淡紫がさらにうすくなって白。
 羽をひろげたクジャクの近くでみた。
 その名は、悪茄子(ワルナスビ)。
 ナス科の多年草。
 茎や葉に棘。
 葉の形は太ったイモリ状、
 手足の先が尖っている。
 北米から帰化した野草である。

Juneの牡蠣

2009-06-06 | 【断想】牡蠣
 畠山重篤氏の「牡蠣礼讃」(文春新書)の第1章のタイトル。
 「Rのつかない月の牡蠣を食べよう!?」
 いま6月。Juneである。
 今年になって、初めてだった。
 友人と入った居酒屋で、Rのつかない月の牡蠣を食べた。
 岩牡蠣だ。
 とてもボリュームのある立派な牡蠣だった。
 食べたのは一個。
 でも、通常の真牡蠣の十個分はあったか。
 どうかな。
 ともかく、ふっくらたっぷり、満足した。
 店の品書きに、牡蠣があるとはなかった。
 ところが、岩牡蠣が奥の客に運ばれるのを見た。
 見逃すわけにはいかない。
 「岩牡蠣があるの」
 「前もって注文のあったお客さんの分だけです」
 「余ってないか聞いてくれない」
 店のおばさんが、調理場に聞いてくれた。
 「二個あります」
 「それください」
 値段は、一個千円だった。
 都心のこのあたり、場によっては、その値では口にできない。
 殻を開いてみないと、身の状態には分からないところがあるという。
 「これ、今日開いた牡蠣で一番大きいものでした」
 そう説明された、ともかく大きいのをありがたくいただいた。
 もう一個を、同席した海のない県の出身者にあげた。
 本当はそれも食べたかったが、独り占めもなんだなと思って。
 店が仕入れたときの、加工・販売者の紙をもらった。
 名称 から付磯かき(岩かき)
 採補海域 千葉県銚子市黒生沖
 思いがけなく、嬉しいことだった。
 さあもっと、Rのつかない月の牡蠣を!