キタコブシの落ち葉

2006-12-11 | 【樹木】ETC
 今、葉を落とししつつあるその木の枯葉を拾ってみた。ともかく大きくて、厚みもあって、立派である。以前、何という樹かと、あれこれ調べたりした。はっきり分からぬままでいたときに、ひとが、コブシだと教えてくれた。モクレン科モクレン属だけあって、春のはじまりに、白くて大きく艶やかな花をつける。通りかかった人たちが、思わず見つめるほど見事である。
 ただ、コブシとは、聞いたが、ただのコブシにしては、花も葉も普通より大きい。それで、調べてみた。コブシの北方型の一種、キタコブシのようである。葉は、長さ20センチ、幅10センチを超すこともあるというから、おそらくそうだ。
 その分、枯葉の掃除は、近くのエノキの枯葉などとおもむきを異にする。一枚一枚に、重みがあるからである。