ブログ・アビット

埼玉県新白岡の学習塾、アビット新白岡校の日常と教室長の日常をお送りします。

小6 算数、体積のやや難しい問題

2007-04-30 | 本日の授業

Cimg0556

写真は、070413、小6算数の授業です。

体積のイロイロな形を求める問題を勉強しました。

小4の面積でも、同じような形が出てきましたよね。
でも、そのときはモチロン平面の2次元です。

小6は、いよいよ3次元ということで。
私たちが今暮らしている世界に近づいてきましたよ~。
基本的には、その世界は4次元と言われています。

3次元の空間が、もう1つ別な方向に曲がるようです。
その方向とは時間という方向です。
これを証明したのが、アインシュタインの相対性理論です。

別の言い方で説明すると・・・。

基本的に私たちが生活している「空間」は3次元です。
4次元とか5次元の「空間」は存在しません。
ただし「時空間(時間が加わった空間)」は4次元ということです。

余計にこんがらかったりして・・・。

さらに、別の考え方だと・・・。
次元が上がるときに、常に時間が伴っている考え方もあります。

●0次元が 点
●1次元が 点の移動と時間(点の残存)で線
●2次元が 線の移動と時間(線の残存)で面
●3次元が 面の移動と時間(面の残存)で立体
●4次元が 立体の移動と時間(立体の残存)で時空間

とにかく、私たちが今暮らしている世界は・・・。
物理学的には、4次元の世界と言えるようですね。
ドラえもんが誕生した未来の世界が4次元ということではないようですな~。

さて、写真の左半分は、解ける問題です。
すべての辺の長さがでていますからね♪

立体をスキなところで切って、それぞれの体積を求めます。
ラストに、2つの体積をドッキングさせて終了です。

もしくは、1つの直方体と考えて、すべての体積を求めてみる。
そして、本当はない部分の体積を求めて、すべてから引いてみる。
自分のやりやすい解き方で求めてくださいね。

さて、問題は写真の右半分の問題です。
すべての体積はわかっているのですが、ある1辺だけわかりません。
これを求めるのですね。

やり方を勉強したことがなければ、なかなか難しい問題です。

まず、前後にわけて前の部分の体積を求めます。
そして、すべての体積から前の部分を引きます。
後ろの部分の体積が出ますよね。

そうしたら、わからない辺の長さを□にして・・・。
□を含んだ、後ろの体積の式を作ればいいわけです。
そして、□について解けば、答えが出ます。

この□を使った式ですが・・・。
「計算の関係」として、小4で出てきます。
ちょうど今、「式と計算」として、小5でも勉強しています。

中学の方程式の基礎でもあるので、バッチリできたほうがいいところですよ~。
中学では「x」を使った式として、どこにでも出てくることになります。

ちなみに、立体のある部分で時間と共に点が動いていくような問題・・・。
つまり、4次元の問題!(←と言えなくもない?)
中学受験の算数だと出題されますよ~。

中学生になると、時間と共に図形が変化する問題は、たまに出てきます。
お楽しみに☆(←楽しくないかも?)

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高校生学力テスト、ゆとり善戦?(5)

2007-04-30 | 勉強コラム

高3の学習意欲調査が、前回よりもよくなった結果より。
エライ教授がこんなことを言っています。
「勉強しないと仕事に就けないという社会のプレッシャーが強まっている」

これっておそらく、否定的な、マイナスな意味で言っていますね~。
ホントにそう思いますか?

私の考えとしてはですね・・・。
そもそも、ある程度の「プレッシャー」がないと、人は行動しないと思います。

成績表によって、自分の勉強面が評価される。
そんなプレッシャーがあるから勉強する。
なければ、意識の高い一部の子ども以外は、勉強しない。

中間・期末テストによって、進学できる高校の可能性が変わる。
そんなプレッシャーがあるから勉強する。
なければ、好きな部活だけやるか、意識の高い一部の子ども以外は、勉強しない。

今までの学業の結果や、第一印象で就職活動の成果が出る。
そんなプレッシャーがあるから、その会社の勉強をして、身なりを整える。
なければ、私服でブラっと、何の動機もなく就職活動をする、もしくはしない。

仕事の成果によって、給料や人事が決まる。
そんなプレッシャーがあるから、より努力し、工夫し、結果を出そうとする。
なければ、ノンビリ自分の机に座っているだけで、1日終わる。

「今日はあと10万円の売上げを作れ! それまで店を閉めるな!」
そんなプレッシャー(ストレス)は、もちろん行き過ぎですね。
そんなキビシイことを言っているのではありませんよ(←よくあるっぽいけど)。

人間は、ある程度のプレッシャーがあるので、よりよく行動しようとするのです。
プレッシャーとうまく付き合っていく必要があるのです。
エライ教授は、それがわからんのですよ(←「ファースト・ガンダム」第42話より)。

●モノを作れば売れる
●マジメに勤めれば出世していく
●ただ、上から言われたとおりやっていれば成功する

そんな時代ではないと、私は思います。

プレッシャーを味方にしろ!
プレッシャーとうまく付き合え!
そして生き抜け!

最後に、そんなことを言っておきましょう☆(←エラそうに言える立場か?)

イロイロ考えることの多い、高3学力テスト&学習意欲調査でした。

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高校生学力テスト、ゆとり善戦?(4)

2007-04-30 | 勉強コラム

高校生学力調査は、学習意欲調査も同時に行っています。

全体的にみると、勉強に対する意欲も上がっていると分析されています。
それでは、学習意欲調査の結果を見てみましょう。
設問に対する「そう思う」「どちらかと言えばそう思う」をプラスしてあります。

学校が好きだ
02年 65.9%
05年 68.7%

勉強が好きだ
02年 20.0%
05年 22.1%

勉強は大切だ
02年 79.0%
05年 84.2%

勉強すれば、私の好きな仕事に就くことに役立つ
02年 68.9%
05年 73.4%

全体的に上がっていて、少しホッとする感じですな~。

「今の社会や会社を見てみろ。自分を鍛えておかないとヤバイぜ!」
そんな意識が、若者の間でも上がってきたような気がします。

本屋に行くと、大学生が資格の本を見ていますよね。
大学の授業に関係あるのかもしれませんが・・・。
「今のうち、できるだけ資格を取っておこう!」ということなのかもしれません。

私も、今ある資格よりも、もっとイロイロ取っておけばよかったなあ~。
簿記とか欲しかった。
いや、今からでもいいのですよね(焦)。

さて、この状況に反論する、エライ教授の意見もあります。
「勉強しないと仕事に就けないという社会のプレッシャーが強まっている」
つまり、勉強の意欲上昇が、悪いものだと考えているようです。

これって、ホントにそうなのでしょうか?

・・・次回、ラストに続く。

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