小学生の習い事で、水泳(スイミング)は、男女総合1位です。
スイミングって多いんですな~。
近所に、思い切り身体を動かせる場所、遊びが少ないからでしょうか。
全身運動をさせたい、という保護者の考えもあるのでしょうかね。
これを、アビットの授業のときにネタにしていたんですね。
「なんで、スイミングって多いのかね~?」と。
すると、ある中学生は言いました。
「やっぱり、行っている人が多いと、自分も行こう!と思うとか?」
う~む、スルドイ分析ですね。
全身運動がどうのこうのではなく、周りが行っているから自分も行こうと。
心理的な面をついてきました。
例えば、ラーメン屋も同じようなことが言えます。
「並んでいるお客が多いから、自分も食べたい、並ぼう」のような感覚ですね。
多くの人がとっている行動と同じ行動をすると、落ち着くものです。
実は、塾もラーメン屋と同じような感じ・・・。
塾なんて、塾生が多ければ多いほど、社員の目が届かなくなるものです。
「しっかりみてもらいたい、教えてもらいたい」のなら、小数精鋭がイチバンですよ。
でも、やっぱり「あの子も行っているから・・・」が強そうですね。
集団の心理には「普遍感」というものがあります。
多くの人と共通の態度、行動をとることで安心し、正当性を信じることです。
「自分も同じようにしないと、遅れてしまう、不安だ」
社会心理学より、同調性の実験から、そのような心理も働くようです。
そういった意味では、ぜひスイミングを見習って・・・。
よいところは取り入れて仕事をしていきたいと思うわけです。
でも、それよりも強く想っていることがあります。
少数派の力(マイノリティ・インフルエンス)です。
少数派が、繰り返し一貫した態度や判断をし続けると・・・。
多数派の意見や行動に、変化が見られるようです。
「もしかして、ホントはあっちがいいのかも?」というところですね。
もちろん、それには多数派が見ても納得するような妥当性が必要ですね。
大ヒット新製品開発には、マイノリティ・インフルエンスのような話があるようです。
アビットも芯は揺らぎなく、時には柔軟に。
多数派から見ても、納得するような妥当性を発揮していきたいものです☆